ヘラジカの雑学11選!実は泳ぎが得意で水に潜る

ヘラジカは、シカ科の中で最大の体を誇る大型動物で、北アメリカやユーラシア大陸の寒冷地に生息しています。

オスが頭に乗せる手のひらのように広がった巨大な角が最大の特徴で、その迫力ある姿は森の王者と呼ぶにふさわしい存在感を放っています。

のっそりとした見た目に反して泳ぎも走りも得意で、意外な能力をたくさん秘めた動物です。そんなヘラジカにまつわる雑学を11個ご紹介します。

1. 世界で最も大きな鹿

ヘラジカは現存するすべての鹿の中で世界最大の種として知られており、成熟したオスの体重は最大で700キログラムにもなることがあります。

体高は2メートルを大きく超えることも多く、初めてその姿を目にした人はあまりの圧倒的な迫力に思わず言葉を失うといわれています。

2. 手のひら形の大きな角

ヘラジカのオスの角は細かく枝分かれせず、横へと平らに広がった手のひらのような独特の美しい形をしているのが最大の特徴です。

その幅は最大で180センチメートルに達するほど巨大なものもあり、すべての鹿の仲間の中でも特にひと際印象的で力強い外見をしています。

3. 車に匹敵する頑丈な体

ヘラジカはとても体が頑丈で、交通事故の際には衝突した車のほうがヘラジカよりも大きなダメージを受けてしまうケースが実際に報告されています。

そのため、ヘラジカが多く生息する北欧やカナダの道路では衝突事故を防ぐための専用の大きな警告看板が設けられています。

4. 実は泳ぎが大得意

ヘラジカはその大きくて重そうな見た目に似合わず、実はとても優れた泳ぎ手として世界中でよく広く知られている動物のひとつです。

時速10キロメートル以上のスピードで泳ぐことができ、川や広い湖をまるで軽々と渡って移動することは日常的な行動のひとつとなっています。

5. 潜水して水草を食べる

ヘラジカは川や湖の中に積極的に入って水中へと潜り、水底に生えている植物を器用に食べるという特殊な食習慣を持っています。

1回の潜水で約50秒間も水の中にとどまることができ、長い脚と大きな体を上手く活かして深い場所にある水草にも難なく届かせることができます。

6. 鼻の穴を自分で閉じる

ヘラジカは水の中に潜っているあいだ、鼻の穴の中に水が入らないよう自分の意志で鼻をぐっと閉じることができる特殊な能力を持っています。

この能力は水中での採食生活に合わせて長い年月をかけて進化したもので、他の鹿の仲間にはほとんど見られない珍しい特徴です。

7. 毎年生え変わる巨大な角

ヘラジカのオスの角は毎年冬になると自然にポロリと抜け落ち、雪が解けて春になるとまたゼロから新しい角が生え始めます。

新しい角は1日に最大2センチメートルという驚くほど速いペースで成長し、わずか数ヶ月のうちに再び大きくて立派な角へとどんどん急成長します。

8. 木の枝や樹皮を食べる

ヘラジカは草だけでなく木の枝や樹皮なども積極的に食べる植食動物で、草食動物の中でも特に食生活が幅広いという大きな特徴があります。

特に雪が深く積もる冬の時期には草が手に入りにくくなるため、ヤナギやカバノキなどの低木の柔らかい枝を主な食べ物としています。

9. 目が悪くておっちょこちょい

ヘラジカは視力がとても弱く、動いているものは見えますが止まっている物体はほとんど認識できないといわれています。

そのため天敵や道の障害物に気づくのが遅れてしまうこともあり、どこかとぼけたおっちょこちょいで憎めないかわいらしい一面も持っています。

10. 生まれてすぐ走れる子鹿

ヘラジカの赤ちゃんは生まれてからわずか数時間で自力で立ち上がり、よちよちとした足取りで歩き始めることができるようになります。

天敵から素早く逃げられるよう成長スピードはとても速く、生後わずか数日のうちにかなりのスピードで走れるほどまでに急成長します。

11. 雪に沈まない特殊なひづめ

ヘラジカのひづめは大きく広がる独特の形をしており、深い雪の上でもスノーシューのように全体に体重をうまく分散させることができます。

これにより深く積もった雪の中でも沈み込まずに移動できるため、雪深い厳しい冬の環境にもしっかりと適応して生きています。

更新日:2026年6月12日(金) 09:46

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