古くから人間の良きパートナーとして共に歩み、移動手段や農作業、さらにはスポーツなど幅広い場面で活躍し続けてきた馬は、美しくしなやかな体と力強い魅力を持つ大変身近で賢い動物です。
その一方で、彼らの特殊な体の構造や自然界を生き抜くためのユニークな習性などについては意外と知られていない事実が多く隠されているため、本日はそんな馬に関する面白くてためになる雑学をたっぷりとお届けいたします。
1. 耳は180度回転する

馬の耳は竹を斜めに切ったような独特な形をしており、根元にある10種類の筋肉が複雑に連動して耳を動かす仕組みとなっております。
左右の耳をそれぞれ別々に180度まで回転させることが可能であり、周囲の全方位から聞こえる小さな音でも正確に察知することができるのです。
2. 心臓は体重の約1パーセントを占める

一般的に人間の心臓は体重の約0.5パーセントですが、馬の心臓は体重の約1パーセントもの非常に大きな割合を占めております。
重さに換算すると約4キロから5キログラムにも達し、この強力なポンプ機能により一度に大量の血液を全身へと送り出せるのです。
3. 馬の視野はほぼ360度

顔の両側面に目が位置しているという草食動物特有の特徴により、顔を動かさなくても周囲のほぼ360度を見渡すことが可能です。
自分の鼻先にあたる真正面とお尻の真後ろには視界が届かない死角が一部存在するため、後ろから急に近づくと驚いてパニックになってしまいます。
4. 立ったままの姿勢で眠ることができる

自然界で外敵からすぐに逃げ出せるように、馬は立ったままでも眠ることができるという非常に特殊な習性を持ち合わせております。
足の関節をしっかりと固定できる特別な骨格の仕組み(留置装置)が備わっているため、筋肉を無駄に使わずリラックスして休息をとれるのです。
5. 口呼吸ができず鼻呼吸のみを行う

馬は人間と異なり、喉の奥にある軟口蓋(なんこうがい)と呼ばれる部分が非常に長いため、気道と食道の経路が完全に分かれた構造をしております。
したがって口から息を吸ったり吐いたりすることが物理的に不可能であり、どれほど激しく走った後でも必ず鼻だけで呼吸をします。
6. 子馬は30分から90分ですぐに立ち上がる

生まれたばかりの子馬は外敵からすぐ身を守れるように、誕生後わずか30分から90分以内に自力で立ち上がる本能を持ちます。
立ち上がってから数時間後には、親馬と一緒に走り回れる状態になり、非常に急速な身体の成長と、優れた適応力を見せてくれます。
7. 白馬は生まれた時は黒い

一般的に白馬として知られる「芦毛(あしげ)」という種類の馬は、生まれたばかりの赤ちゃんの時は真っ黒や濃い灰色などの毛色をしております。
そこから年齢を重ねるごとに少しずつ白い毛の割合がどんどん増加していき、最終的には全身が美しい純白の毛並みへと完全に変化します。
8. 白毛が生まれる確率は約2万分の1

芦毛と呼ばれる種類とは異なり、誕生した瞬間から全身の毛が真っ白な「白毛(しろげ)」と呼ばれる馬もごく一部ですが確実に存在しております。
これは遺伝学的に見ても非常に珍しい突然変異によるものであり、実際に生まれる確率は約2万分の1と言われるほど希少なのです。
9. 人の顔や過去の経験を覚えている

馬は知能が極めて高く長期的な記憶力にも優れており、自分を優しく世話してくれた人間の顔や声などをしっかり記憶しております。
また過去の怖かった出来事や特定の場所での経験までしっかり覚えているため、トラウマを引きずることも珍しくはないと言えます。
10. 道路交通法上では馬は軽車両で公道を走れる

日本の法律において馬は自転車と同じ「軽車両」に分類されており、人が乗って移動することが道路交通法で正式に認められております。
したがって交通ルールを守れば、自動車専用道路を除く一般的な公道を堂々と走れる非常に珍しい動物となっています。
更新日:2026年4月27日(月) 11:53

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