ミーアキャットの雑学10選!毒針を外してサソリを食べる

後ろ足ですっと立ち上がり、遠くをじっと見つめる姿でおなじみのミーアキャット。

愛らしい見た目と名前から猫の仲間だと思われがちですが、実際はマングースの仲間で、アフリカ南部の乾燥した大地にくらしています。

毒を持つサソリを平然と食べ、地面に穴を掘って群れで身を寄せ合い、天敵には力を合わせて立ち向かうたくましさもあり、知るほどに印象が変わってくる動物です。

そんなミーアキャットにまつわる雑学を10個ご紹介します。

1. 名前は猫でもマングースの仲間

名前は猫でもマングースの仲間

ミーアキャットの名前は、もともとオランダ語でサルを指す言葉だったという説が有力とされています。

湖の猫を意味するという話もありますが、これは後付けの解釈とみられ、実際はマングースの仲間で、水辺とは無縁のアフリカ南部の乾燥地帯に暮らしています。

2. 目の周りは天然のサングラス

目の周りは天然のサングラス

ミーアキャットの目の周りにある黒い模様には、サングラスのように日差しのまぶしさを抑える働きがあると考えられています。

強い日ざしでも明るい空を見上げやすく、ワシなどの空からやってくる天敵にいち早く気づけるとされ、身を守るのに役立っているようです。

3. サソリの毒針を外して食べる

サソリの毒針を外して食べる

ミーアキャットは毒を持つサソリを好んで食べ、尾の先にある毒針を器用に切り落としてから口に運びます。

毒への耐性もある程度そなえているとされますが完全ではなく、それでも小さな体で猛毒のヘビに群れ一丸となって立ち向かうことがあるというから驚きです。

4. 立ち姿は日光浴と見張り

立ち姿は日光浴と見張り

後ろ足ですっと背筋を伸ばして立つおなじみのポーズには、大きく2つの役割があるとされています。

一つは毛が薄く黒い皮膚が透けたお腹に朝日を当てて、夜の間に冷えた体を温めることで、もう一つは高い位置から周囲を見渡し、天敵の接近をいち早く警戒することです。

5. 見張り番が一番安全な理由

見張り番が一番安全な理由

見張り役は仲間のための自己犠牲に見えますが、研究によれば決まった順番はなく、お腹が満たされた個体が自発的に立つとされています。

真っ先に天敵を見つけて最初に逃げられるため、実は見張り役が一番安全だとされ、1999年に科学誌サイエンスで報告されました。

6. 毒針を抜いたサソリで授業

毒針を抜いたサソリで授業

大人は子どもにまず毒針を取り除いたサソリを与え、成長に合わせて弱らせた獲物、無傷の生きた獲物へと段階的に難度を上げます。

動物では珍しい教える行動の実証例として2006年に科学誌サイエンスで報告され、母親だけでなく群れの仲間も教え役を担うとされます。

7. 水を飲まずに暮らせる体

水を飲まずに暮らせる体

ミーアキャットは飲み水がほとんどない乾燥地帯に適応しており、水をほとんど飲まなくても生きていけるほどだとされます。

昆虫やスイカの仲間の果実、地中にある植物の根などから必要な水分を摂り、日中の暑い時間帯は涼しい巣穴に引っ込んでじっとやり過ごします。

8. 砂を防ぐ穴掘りの達人

砂を防ぐ穴掘りの達人

ミーアキャットは穴を掘っている間、耳をぴたりと閉じて中に砂が入るのを防ぎ、瞬膜と呼ばれる第3のまぶたがワイパーのように目へ入る砂を払ってくれます。

自分で掘るだけでなく、ジリスなどが掘った古い穴を広げて自分たちのすみかにすることもあると言われています。

※瞬膜(しゅんまく)は、まぶたの内側にある半透明の膜で、目を守る働きをします。

9. お腹は天然のソーラーパネル

お腹は天然のソーラーパネル

ミーアキャットのお腹は他の部分にくらべて毛が薄く、その下にある黒い皮膚が透けて見えるようになっています。

朝の太陽の光をこの黒いお腹で受け止めて、夜の間に冷えた体温を効率よく回復させることから、天然のソーラーパネルにたとえられることがあります。

10. 餌を横取りする詐欺師の鳥

餌を横取りする詐欺師の鳥

アフリカのサバンナにはクロオウチュウという鳥がいて、天敵がいないのに嘘の警戒声を上げ、ミーアキャットが慌てて巣穴へ逃げ込んだ隙に餌を横取りしてしまいます。

この盗みで食事の2割ほどをまかなうという研究が2014年に科学誌サイエンスで報告されています。

※クロオウチュウは、アフリカ南部などにすむ黒い羽の鳥です。

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更新日:2026年8月17日(月) 11:48

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