税金の雑学10選!日本には1982年まで犬税があった

毎日の買い物でも給料からも、私たちは知らないうちに税金と関わっています。

当たり前のように払っているものですが、その歴史をたどると5000年以上前の粘土板にまでさかのぼり、世界には窓の数で税額が決まった国や、相続税をやめてしまった国もあります。

日本にもかつて犬に税金がかかっていた時代がありました。調べてみると、税金には意外な話がたくさん眠っています。

そんな税金にまつわる雑学を10個ご紹介します。

1. 税の記録は人類最古級

税の記録は人類最古級

現存する最古の徴税記録は、メソポタミア南部のシュメール(現在のイラク付近)で見つかった紀元前3300年ごろの粘土板だと言われています。

神殿に納める穀物や家畜、労働が原始楽形文字で記されており、人類最古級の文字記録の一つが税の記録でもあったことになります。

2. 日本の税は約50種類

日本の税は約50種類

日本の税金は、国に納める国税と自治体に納める地方税を合わせて約50種類あるとされ、数え方によって47〜51種類と幅があります。

狩猟税やとん税、水利地益税、鉱区税のようにあまり耳にすることのない税目もあり、温泉に入るとかかる入湯税やゴルフ場利用税も実在します。

3. 消費税は3%から始まった

消費税は3%から始まった

日本の消費税は1989年4月1日に税率3%で導入され、1997年に5%、2014年に8%、2019年10月に10%へと段階的に引き上げられてきました。

10%になったときには飲食料品などに8%の軽減税率が設けられ、2023年10月には請求書の記載事項を定めたインボイス制度も始まっています。

4. 所得税は7段階の税率

所得税は7段階の税率

所得税は所得が多いほど税率が上がる超過累進課税で、税率は5%から45%までの7段階に分かれています。

最高税率が適用されると、復興特別所得税と住民税を合わせた負担は合計で約55%になり、2026年分からは基礎控除の見直しで課税最低限が178万円に引き上げられました。

5. 窓の数で決まった税金

窓の数で決まった税金

イギリスでは1696年に、家の窓の数に応じて課税する窓税がウィリアム3世のもとで導入されました。

税を減らそうと窓をレンガや板でふさぐ家が相次ぎ、日当たりの悪化を心配する医師らの反対もあって1851年に廃止され、今も古い建物には塞がれた窓の跡が残っています。

6. 世界一高いのはハンガリー

世界一高いのはハンガリー

海外では消費税にあたる税を付加価値税(VAT)と呼び、標準税率が最も高いのはハンガリーの27%です。

次いでフィンランドが25.5%、北欧各国は25%前後で、日本の10%はOECD平均の約19%を下回りますが、軽減税率の対象は国ごとに違うため税率だけでは比べきれません。

7. 相続税をやめた国もある

相続税をやめた国もある

相続税は世界共通の制度に思えますが、OECD加盟36カ国のうち課税しているのは24カ国で、カナダやオーストラリア、スウェーデン、シンガポールなどは廃止しています。

日本の最高税率55%は加盟国でも高い水準で、アメリカやイギリスの40%、フランスの45%を上回ります。

8. ふるさと納税は2008年開始

ふるさと納税は2008年開始

ふるさと納税は2008年の地方税法などの改正によって創設され、初年度の寄付は約81億円、件数は約5.3万件でした。

自己負担が実質2000円で済むのは年収や家族構成で決まる控除上限額の範囲内の話で、ワンストップ特例の申請か確定申告をしないと控除は受けられません。

9. 日本にもあった犬の税

日本にもあった犬の税

かつて日本には飼い犬に課税する犬税があり、国税庁税務大学校の資料によると昭和30年度には2686の自治体が課税していました。

その後は年々減り、長野県四賀村が昭和56年度まで課税したのを最後に1982年に姿を消しましたが、ドイツなど現在も犬税がある国はあります。

10. 滞納すると延滞税がつく

滞納すると延滞税がつく

税金を滞納すると延滞税がかかり、2026年は納期限の翌日から2か月以内が年2.8%、それを過ぎると年9.1%です。

申告をしなかった場合の無申告加算税15〜30%や重加算税35〜40%もあり、給与の差し押さえもあり得ますが、生活費にあたる分は差し押さえが禁じられています。

更新日:2026年8月1日(土) 12:09

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