ウーパールーパーの雑学11選!名前は日本だけの愛称

つぶらな瞳とフサフサのエラで、多くの人の心をつかんできたウーパールーパー。

ペットとしておなじみの愛らしい姿の裏には、名前の意外な由来や、手足まで再生してしまう驚きの力、そして野生ではひっそりと数を減らしているという事実など、知られざる一面がたくさん隠れています。

かわいいだけではない、ふしぎと魅力にあふれたこの生き物。そんなウーパールーパーにまつわる雑学を11個ご紹介します。

1. 実は日本だけの呼び名

実は日本だけの呼び名

ウーパールーパーという名前は、1985年に日本のテレビCMでつけられた愛称で、正式にはメキシコサンショウウオやアホロートルと呼ばれます。

当初はスーパールーパーという案もありましたが、語感などからウーパーに変わったとされ、海外では呼び方が通じないそうです。

2. 名前はアステカの言葉

名前はアステカの言葉

アホロートルという呼び名は、メキシコの古い言葉であるナワトル語に由来し、水とイヌを組み合わせて水のイヌという意味を持つと言われています。

ぷかぷかと水中で暮らす姿を、昔の人はイヌになぞらえたのかもしれず、その語感にはどこか独特の親しみが感じられます。

3. 神話の神が変身した姿

神話の神が変身した姿

アホロートルという名前は、アステカ神話に登場する火と稲妻の神ショロトルにつながるとされています。

伝承では、太陽を動かすため神々が自ら身をささげる場面でショロトルだけがこっそり逃げ出し、さまざまな姿に変身した末にアホロートルになったと伝えられています。

4. 大人でも子どもの姿のまま

大人でも子どもの姿のまま

ウーパールーパーは、本来なら成長して陸で暮らすサンショウウオの仲間ですが、多くは子どものエラや姿を残したまま大人になります。

この現象は幼形成熟(ネオテニー)と呼ばれ、水の中で一生を過ごしながら卵を産めるようになる、とてもめずらしい育ち方なのです。

5. 手足も心臓も再生する

手足も心臓も再生する

ウーパールーパーは、失った手足やしっぽだけでなく、心臓や脊髄、脳の一部まで、傷あとをほとんど残さずに再生できると言われています。

その並外れた再生の仕組みは、人の病気やけがの治療への応用も期待され、世界中の研究者から熱い注目を集めているのだそうです。

6. がんになりにくい体

がんになりにくい体

ウーパールーパーは、体の細胞が活発に働いているわりに、がんになりにくい生き物として知られています。

傷ついた遺伝子を早めに直す修復の力がとても強いためではないかと考えられ、人のがん研究を進める手がかりとしても、とても大きな期待が寄せられているそうです。

7. 遺伝子をめぐる意外な話

遺伝子をめぐる意外な話

ウーパールーパーのゲノム(遺伝情報の全体)は、なんと人のおよそ10倍もの大きさがあると言われています。

ところが体の設計図となる遺伝子の数そのものは人と大きくは変わらないそうで、入れ物の大きさと中身の数が、そのまま比例しない不思議さを見せてくれます。

8. 白い体に黒い目の秘密

白い体に黒い目の秘密

私たちがよく見かける白い体に黒い目のウーパールーパーは、リューシスティックという改良された品種です。

実は自然界にいる野生のものは黒っぽく地味な色をしていて、私たちになじみ深いあの白い姿は、長い飼育の歴史の中で生まれ育てられてきた色合いなのだそうです。

9. 目が赤いアルビノもいる

目が赤いアルビノもいる

ウーパールーパーには、体が白く目がピンクや赤っぽく見える、アルビノと呼ばれるタイプもいます。

これは体の黒い色素が生まれつきまったくないためで、同じように白い体でも目が黒いリューシスティックと見分けるときの、とてもわかりやすいポイントになっています。

10. 野生ではもう絶滅寸前

野生ではもう絶滅寸前

水槽の中では世界中で数多く飼われているウーパールーパーですが、野生ではメキシコのソチミルコ湖などにほんのわずかに残るのみで、絶滅がとても心配されています。

水の汚れや放された外来の魚などの影響で、1980年代から数を大きく減らしてきたとも言われています。

11. 子ども時代は共食いも

子ども時代は共食いも

ウーパールーパーは、まだ体の小さな子どもの時期には、お互いの手足やエラなどをかじってしまう共食いをすることがあると言われています。

目の前で動くものに反応して、つい口を出してしまう性質があるため、小さいうちは一匹ずつ分けて育てるのがすすめられています。

更新日:2026年7月5日(日) 10:11

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