ローンに関する豆知識

人生の大きな買い物に欠かせないローンですが、意外と知らない面白い背景や仕組みがたくさん隠されています。

お金を借りるという行為は少し重く感じがちですが、その語源や歴史を知ることで、金融がもっと身近で興味深いものに変わるはずです。

思わず誰かに話したくなる意外な豆知識をご紹介していきます。

1. ローンの語源は「贈り物」だった

ローンの由来は古ノルド語で贈り物や貸与を意味する言葉であり、本来は相手を信じて大切な財産を託すという高潔な概念が含まれています。

単に金銭を消費する借金ではなく、貸し手と借り手の間の非常に強い信頼関係がその根底には流れているのです。

2. 自動車ローンで買うと所有者が自分ではない時がある

ローンで車を買うと、完済まで所有権が信販会社等に残ることがあり、車検証の所有者が自分ではないため、勝手に売却や廃車の手続きはできません。

支払いを終えて初めて、自分の名義へ書き換えることが可能になります。

3. 奨学金も立派な「ローン」

学生が借りる貸与型奨学金は、将来の収入を担保にした長期の借金であり実態は教育ローンそのものです。

返済義務があるため、滞納すると信用情報機関に記録が残り将来のカード審査に影響するため、学生のうちから多額の債務を抱える自覚が大切です。

4. 借入期間「35年」の根拠は完済年齢

住宅ローンが35年を上限とするのは、定年退職を迎える時期と完済年齢の関係から逆算されているためです。

30歳前後に家を建てて定年前の65歳までに払い終えるライフプランが基準ですが、現在では晩婚化に伴い80歳まで組めるローンも増えています。

5. 携帯代の滞納で住宅ローンが通らなくなる

スマホ端末の分割払いはクレジット契約であり、個人の信用情報に直結するため通信料のつもりの滞納が数年後の住宅ローン審査で致命的な傷になることがあります。

数千円の未払いが、数千万円もの融資を阻む原因になるケースは決して珍しくありません。

6. 「おまとめローン」は魔法の杖ではない

借金を一本化するおまとめローンは、月々の返済を抑えられますが総額は増える傾向にある点に注意が必要です。

返済期間が長くなり支払う利息の総額が膨らむという罠があるため、目先の負担軽減だけでなく最終的な完済金額を計算することが重要です。

7. 審査で見られるのは「年収」より「返済比率」

銀行は年収の高さよりも、年収に対する返済額の割合である返済比率を厳しくチェックします。

年収が高くても他のローンが多いと希望額を借りられないため、審査を有利に進めるには事前に他の負債を整理しておくことが不可欠な要素となります。

8. 「元利均等」と「元金均等」

元利均等は毎月の返済額が一定ですが、初期は利息の支払いが大部分を占めるため元金が減りにくい性質があります。

対して元金均等は当初の負担は重いものの、元金の減りが早く総利息を抑えられるため、家計の安定を取るか総支払額を削るかで選択が変わります。

9. 金利「年利」の計算は1日単位

ローンの金利は年利で表記されますが、実際の利息計算は借入残高に対して1日単位で細かく行われます。

返済が1日遅れればその分利息が増えますが、逆に1日早く返せば利息を減らすことが可能であり、この仕組みを理解すれば繰り上げ返済の有効性が分かります。

10. 住宅ローンの「団信」は世界でも珍しい仕組み

日本の住宅ローンは、亡くなると残債が消える団体信用生命保険への加入が一般的です。

海外では保険とローンは別契約であることも多く、この手厚い保障は日本独特の文化で、ローンを組むことが、家族を守るための生命保険代わりになります。

更新日:2026年1月27日(火) 12:01

コメントを入力

TOP