圧倒的な迫力と美しさで「百獣の王」とも呼ばれるトラ。
動物園の主役としておなじみですが、実は私たちが知らない意外な秘密がたくさん隠されています。
「縞模様は地肌にもある?」「オシッコはポップコーンの匂い?」など、知れば知るほど奥深いトラの世界。
今回は、明日誰かに話したくなるようなトラの驚きの雑学を10選にまとめました。
1. トラの縞模様は「地肌」にもついている

トラの美しい縞模様は、実は毛だけでなく皮膚そのものにも刻まれています。
もし毛をすべて剃ってしまったとしても、地肌には黒い模様が同じようについているため、見た目の印象は大きく変わりません。
これはヒョウの斑点模様などにも共通する特徴です。
2. 縞模様は人間の「指紋」と同じ役割を持つ

トラの縞模様は一見すると皆同じように見えますが、個体によってパターンが異なっています。
この模様は人間でいう指紋のような役割を果たしており、研究者はこの違いを見分けることで、野生のトラの個体数を正確に調査したり追跡したりしています。
3. ネコ科なのに「水遊び」が大好き

一般的なネコは水を嫌がりますが、トラは暑いジャングルで暮らしているため、涼をとるために積極的に水浴びを行います。
泳ぐ能力も非常に高く、川を渡って移動したり、獲物を水の中まで追いかけたりすることも平気で、数キロメートル泳ぎ続ける体力があります。
4. 夜の視力は人間の約6倍

夜行性のハンターであるトラは、暗闇でも獲物を見逃さないよう、目の構造が人間の約六倍もの感度を持っています。
網膜の裏にあるタペータムという層がわずかな光を反射して増幅させるため、月明かり程度の暗さでも正確に距離を測り、音もなく忍び寄れるのです。
5. 狩りの成功率は意外と低い

百獣の王として最強のイメージがあるトラですが、実は狩りの成功率は十回に一回程度と決して高くありません。
そのため一度獲物を仕留めた時には、次の食事まで数日空いても大丈夫なように、骨までかみ砕いて最大四十キログラムもの肉を一気に平らげてしまいます。
6. オシッコの匂いは「ポップコーン」に似ている?

トラが縄張りを主張するために行うマーキングの尿は、獣臭さだけでなく、香ばしい匂いが混ざっていると言われます。
飼育員や研究者の間で、この芳香がポップコーンや炊きたてのご飯の香りに例えられることがあり、意外な共通点として有名です。
7. 世界最大のトラは「アムールトラ」

現存するネコ科動物の中で最も巨大なのが、寒冷地に生息するアムールトラです。
分厚い皮下脂肪と長い毛に覆われた体は、オスであれば全長三メートル、体重三百キログラムを超えることもあり、その圧倒的な存在感は他の種類のトラとは一線を画しています。
8. 群れを作らず「単独」で生活する

ライオンがプライドと呼ばれる群れで生活するのに対し、トラは基本的に広大な縄張りの中で単独行動を貫いています。
繁殖期や子育ての期間を除けば、他のトラと馴れ合うことはなく、孤独なハンターとして森の中をパトロールし、侵入者があれば激しく戦います。
9. 「超低周波音」で獲物を動けなくする

トラの吠える声には、人間の耳には聞こえないレベルの超低周波音が含まれていることが研究で判明しました。
この重低音は空気を震わせて獲物の筋肉をこわばらせ、恐怖で一時的に動けなくする効果があるとされ、狩りを有利に進めるための武器になります。
10. 野生のトラは絶滅の危機にある

かつてアジア全域に十万頭以上が生息していたトラですが、現在は密猟や森林破壊の影響で、野生下では数千頭まで激減してしまいました。
美しい毛皮や漢方薬の材料として狙われることが多く、国際的な保護活動が進められていますが、予断を許さない状況です。
更新日:2026年2月14日(土) 11:52

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