サイに関する豆知識

動物園でも大人気の「サイ」。

鎧のような分厚い皮膚と立派な角を持ち、いかにも強くて頑丈そうなイメージがありますよね。

でも実は、その見た目からは想像もつかないような「ざんねんで愛らしい裏の顔」がたくさん隠されているんです。

視力が絶望的に悪くて木に突進してしまったり、実はウマの仲間だったり…。

今回は、知れば知るほどサイが好きになる、驚きの生態や秘密をたっぷりとご紹介します!

1. 角は骨ではなく毛や爪と同じ成分

サイの立派な角は硬い骨のように見えますが、実は人間の髪の毛や爪と同じケラチンというタンパク質でできています。

頭の皮膚から生えた毛が束になってカチカチに固まったものなので、レントゲン写真を撮っても角の骨格は全く写りません。

2. 角は根本が無事なら何度でも生える

髪の毛や爪と同じ成分で構成されているため、根元の組織さえ無事に残っていれば、折れたり切られたりしても一生涯伸び続けます。

この再生する驚きの性質を利用して、密猟者から命を守るためにあらかじめ角を切り落としておく保護活動も行われています。

3. シロサイは白くない

名前に白とついていますが実際の体色は灰色であり、現地の言葉で口先が幅広いことを意味する言葉を英語のホワイトと聞き間違えたのが由来です。

地面の草を食べるために横に広く平らになった独特な口の形が特徴であり、決して体の色が真っ白なわけではありません。

4. 視力が絶望的に悪い

視力は哺乳類の中でも非常に弱く、わずか三十メートル先にある木や岩を人間などの敵と勘違いして激しく突進してしまうほどです。

その代わりに聴覚と嗅覚が驚くほど発達しており、周囲の危険を素早く察知して生き抜くための重要なレーダーとなっています。

5. 巨体なのに時速50kmで走る

何トンもの重さがある非常に鈍重そうな見た目をしていますが、いざ走り出すと時速五十キロメートルを超える猛スピードを出せます。

原付バイクの制限速度を軽く上回るほどの俊敏さを秘めており、本気で追いかけられると人間では絶対に逃げ切れません。

6. 実はウマやバクの仲間

がっしりとした体型や立派な角を持つため牛の仲間に見られがちですが、ひづめの数が奇数である奇蹄目に分類される動物です。

遺伝的には馬やバクに近い親戚であり、進化の過程で体を大きくして角を生やすという独自の生存戦略を選んだ珍しい生き物です。

7. 分厚い皮膚は実はとてもデリケート

鎧のように頑丈で分厚い皮膚で全身が覆われていますが、実はとても敏感で紫外線による日焼けや厄介な虫刺されにひどく弱いです。

そのため水辺で念入りに泥を浴びて体にコーティングを施し、天然の日焼け止めや防虫剤として肌を大切に守っています。

8. 常につま先立ちで歩いている

頑丈な足の先には三つのひづめがついていますが、歩くときは常に真ん中の大きな指を中心にして全身の重い体重を支えています。

巨体を揺らしながらドシドシと歩いているように見えて、実は人間でいうとバレリーナのようにつま先立ちをしている状態です。

9. 前歯がない種類が多い

主食である草や木の葉を食べることに特化して進化したため、多くの種類のサイには物を噛み切るための前歯が全くありません。

代わりに硬く発達した丈夫な唇をとても器用に使いこなし、地面に生えている植物を上手にむしり取って奥歯ですりつぶします。

10. 汗腺がないため暑さに弱い

体に汗をかいて熱を逃がすための汗腺という器官を持っていないため、気温が高い環境では体温調節がうまくできず暑さに弱いです。

熱中症を防ぐためには冷たい水や泥の中にこまめに入って体を冷やす必要があり、水場の存在が彼らの生死を大きく左右します。

11. 子供が母親の前を歩くか後ろを歩くか種類で違う

開けた草原に住むシロサイの子供は外敵を見つけるために母親の前を歩き、茂みに住むクロサイは母親の背中を追います。

生息する環境の違いによって子供を守るためのフォーメーションが異なっており、過酷な自然を生き抜く知恵です。

更新日:2026年2月25日(水) 06:40

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