プレゼントの雑学10選!中国では時計を贈ることは死を意味する

誕生日や記念日、季節のごあいさつなど、私たちは何度もプレゼントを贈り、受け取っています。

何を選ぼうかと迷う時間は楽しく、包みを開ける瞬間には小さな高鳴りがあります。

当たり前になっているこの習慣も、たどると古代ローマの新年や室町時代の供え物に行き着きます。

包装紙が生まれたきっかけや、国によって意味が変わる理由など、知ると誰かに話したくなる話ばかりです。

そんなプレゼントにまつわる雑学を10個ご紹介します。

1. 新年の枝が贈り物の始まり

新年の枝が贈り物の始まり

古代ローマでは新年の1月1日に、ストレナエという贈り物を交換する習わしがありました。

女神ストレニアの聖なる森の月桂樹の枝を吉兆として贈ったのが起源とされ、のちに菓子や貨幣も加わり、この言葉は今もフランス語のエトレンヌ(新年の贈り物)に残っています。

2. 包装紙は品切れから誕生

包装紙は品切れから誕生

1917年のクリスマス商戦で、アメリカの店に並んだ贈答用の薄紙が売り切れてしまいました。

困った店は工場にあった封筒の内張り用の装飾紙を1枚10セントで売り出すと飛ぶように売れ、翌年も3枚25セントで完売し、これが現代のギフトラップ産業の始まりだといわれます。

3. 熨斗の正体は干した鮑

熨斗の正体は干した鮑

掛け紙に印刷された熨斗は、もとは熨斗鮑という本物の飾りでした。

アワビを薄く削いで長く伸ばし、乾かして色紙で包んだもので、不老長寿の薬とされたアワビと、伸ばすことが延命に通じるという考えが重なり、めでたいことが長く続くようにとの願いが込められています。

4. 刃物に添える1枚の硬貨

刃物に添える1枚の硬貨

欧米には、ナイフなどの刃物を贈ると友情が切れてしまうという言い伝えがあります。

そのため刃物を贈るときは硬貨を1枚添え、受け取った側がその硬貨を返すことで、贈られたのではなく買ったことにするという習わしがあり、今もナイフに硬貨を添えて売る店があります。

5. 花の本数の意味は寄せ集め

花の本数の意味は寄せ集め

花束の本数に込められた意味は世界共通ではなく、出身地がばらばらの寄せ集めです。

12本のダズンローズは欧米では完全な愛、日本の花店では私の妻になってくださいと説明され、99本は中国語で九と久が同じ発音であることに由来し、108本には複数の説があります。

6. 中国で時計を贈らない訳

中国で時計を贈らない訳

中国では置き時計や掛け時計を贈るのが避けられ、とくに高齢の方には敬遠されます。

時計を贈る「送鐘」が、臨終を看取る「送終」と声調まで同じソンジョンと読めるためで、受け取る側が少額のお金を渡し、贈られたのではなく買った形にして避ける作法もあるそうです。

7. 贈り物は価値が目減りする

贈り物は価値が目減りする

経済学者ウォルドフォーゲルは1993年に「クリスマスの死荷重」という論文を発表しました。

学生に、もらった品へ自分ならいくら払うかを尋ねて実際の値段と比べると、恋人や配偶者からの贈り物では価値の1割ほど、祖父母やおじ・おばからは3分の1が失われていました。

8. 記憶は山場と終わりで決まる

記憶は山場と終わりで決まる

人は体験を、最も感情が動いた瞬間と終わり方で評価しやすく、長さはあまり影響しないとされます。

冷たい水の実験では、片方の手を60秒つけ、もう片方は同じ60秒のあと水温を1度ほど上げて30秒続けたところ、約7割の人が長いほうをもう一度やりたいと答えました。

9. 21年かけた妃への霊廟

21年かけた妃への霊廟

タージ・マハルは、1631年に亡くなった妃ムムターズ・マハルを悼んで建てられた霊廟です。

翌年に着工し、庭園を含む全体の完成は1653年で、延べ約2万人が携わったとされ、当時の費用は一説に現在の8億ドル超と試算されることから、世界一高価な贈り物とも語られます。

10. お歳暮の原点は正月の供物

お歳暮の原点は正月の供物

お歳暮の起源は室町時代の御霊祭といわれ、正月に先祖の霊を迎える供物として、嫁いだ人や分家が本家へ塩鮭やするめを年末に届けたのが始まりとされます。

江戸時代には商人が掛け売りの精算時に得意先へ品を贈る歳暮回りが広まり、広く定着したのは明治以降でした。

更新日:2026年8月20日(木) 08:43

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