ピラミッドの雑学12選!世界一多い国は実はスーダン
ピラミッドと聞いて多くの人が思い浮かべるのは、エジプトの砂漠にそびえる巨大な三角形の姿ではないでしょうか。
しかし、その建て方や本当の高さ、じつは世界でいちばん数が多い国はどこなのかなど、意外と知られていない事実がたくさん眠っています。
何千年も昔に人の手で築かれたこの巨大な建造物は、今なお私たちに数々の謎とロマンを投げかけ続けています。
そんなピラミッドにまつわる雑学を12個ご紹介します。
1. 長きにわたる高さ世界一
エジプトのギザに立つ大ピラミッドは、完成したとされる紀元前2560年ごろから、世界でもっとも高い建造物としての座を守り続けてきました。
その記録は、1311年にイギリスのリンカン大聖堂が建てられるまで、約3700〜3800年ものあいだ破られなかったといわれています。
2. 奴隷ではなかった働き手
ピラミッドを建てたのは奴隷ではなく、パンやビールを報酬として受け取る、きちんと雇われた労働者たちだったと考えられています。
近くの労働者村からは、パン工房や醸造所の跡に加え、骨折を治療した痕跡の残る人骨など、医療の存在を示す遺構まで見つかっています。
3. 最も数が多いのはどこ
ピラミッドがいちばん多い国は、じつはエジプトではなく、そのはるか南に位置するスーダンで、その数は約200〜255基とエジプトの2倍以上にのぼります。
ただし一基ずつの大きさはギザにそびえるものよりずっと小さく、細く高く尖った独特の形をしているのが特徴です。
4. 女王が生きた意外な時代
古代エジプト最後の女王クレオパトラが生きたのは、大ピラミッドが建てられてから、およそ2500年もあとの時代でした。
じつは彼女にとっては、ピラミッドの建設よりも、はるか未来のことのように思える人類の月面着陸のほうが、時代的にはより近い出来事になるのです。
5. かつては白く輝いていた
完成した当初の大ピラミッドは、トゥーラ産の白い石灰岩でできた化粧石で全体をおおわれ、太陽の光をまぶしく反射して輝いていたとされます。
私たちがいまも目にする階段のような姿は、その美しい化粧石がはがれ落ちてしまった「むき出し」の状態にすぎないのです。
6. 積み上げた石の重さ
大ピラミッドは、なんと約230万個ものブロックを積み上げて造られており、そのブロックの一つひとつが平均で約2.5トンもあるとされています。
さらに王の間の天井を支えている花崗岩には、最大で約80トン級という、桁外れに巨大な石材まで使われているというから驚きです。
7. スフィンクスの鼻の真相
スフィンクスの欠けた鼻については、ナポレオンの兵士が大砲で撃ち落としたという話が有名ですが、これは事実ではないと考えられています。
というのも、遠征がおこなわれる前の1737年に描かれたスケッチには、すでに鼻を失った姿がはっきりと残されているからです。
8. 見つからない王の宝
エジプトの数々のピラミッドは、古王国の時代からずっと、財宝をねらう盗掘者たちの格好の標的になり続けてきました。
そのためクフ王・カフラー王・メンカウラー王という三人もの王の副葬品にいたっては、なんと現在にいたるまで一つも見つかっていないとされています。
9. 七不思議で唯一の現存
大ピラミッドは、はるか古代の人々が選んだ「世界の七不思議」のなかで、いまもなお当時のままに現地に残っている唯一の巨大建造物です。
その古い表面には、なんと2000年以上も昔にこの地を訪れたギリシャやローマの観光客が刻んだ落書きまで、今日まで残されています。
10. 昔より低くなった背丈
大ピラミッドは、建設された当初はもともと約146.6メートルという、ビルにすればおよそ50階ほどにもあたる高さを誇っていました。
しかし頂上を飾っていた冠石(ピラミディオン)や、表面をおおう化粧石を失った結果、いまの高さは約138.5メートルまで低くなっています。
11. 名の知れぬ建設者たち
メキシコのテオティワカンにそびえる巨大な「太陽のピラミッド」は、それを造り上げた古代の民族の名前も、話していた言葉さえもいまだにわかっていません。
じつはその名前自体も、ずっとあとの時代にやって来たアステカの人々が付けた呼び名にすぎないとされています。
12. 蛇が這い下りる階段
メキシコのチチェン・イッツァに立つピラミッドは、春分と秋分の日には、巨大な蛇の影が階段をゆっくりと這い下りていくかのように設計されたとされます。
その階段は四つの面に91段ずつあり、頂上の1段を合わせると全部で365段となり、一年の日数とぴたりと一致します。