忍者に関する豆知識

映画やアニメでおなじみの忍者ですが、手裏剣を投げ、水の上をスイスイと歩く……そんなかっこいい姿を想像していませんか?

しかし、実際の忍者の姿は、私たちがイメージするものとは大きく違っていたようです。

今回は、知っているようで実は知らない、忍者の意外な真実や驚きの雑学を13個厳選してご紹介します。

1. 黒装束は着ていなかった

忍者は夜の闇に紛れるために真っ黒い服を着ていたと思われがちですが、純粋な黒色は月の光を反射して逆に目立ってしまいます。

そのため実際は、柿渋色や濃紺色といった周囲に溶け込む農作業着に似た地味な色の装束を身にまとって任務を遂行していたと言われています。

2. 手裏剣はメインの武器ではない

忍者の代表的な武器として有名な手裏剣ですが、殺傷能力はそれほど高くなく、重くて持ち運びに不便なため数枚しか持ちません。

主な用途は敵の顔に投げて威嚇したり、逃げる際に足止めとして使うなど、あくまでも補助的な役割として活用されていたそうです。

3. 普段は農民として生活していた

忍者の多くは任務だけで生計を立てていたわけではなく、平時は農業や林業に従事して村人と同じように生活を送っていたのです。

主君から特別な依頼があった時のみ忍びとして活動する、現代でいう副業やフリーランスのような柔軟な働き方をしていたそうです。

4. 水蜘蛛で水の上は歩けない

忍者が水上をスイスイ歩くための道具として有名な水蜘蛛ですが、実際には浮力が全く足りず水面を歩くことは不可能だとされています。

本来は泥沼や湿地帯などの足場が悪い場所で、足が深く沈み込まないように歩くため、かんじきのような役割を果たしていたのです。

5. 猫の目で時間を測っていた

時計が存在しない時代において、忍者は猫の瞳孔の開き具合を観察し、現在の正確な時刻を把握する独自の技術を持っていました。

明るい日中は瞳が細くなり、暗い夕方には丸く広がるという猫の習性を利用して時間を測る、「猫目時計」と呼ばれる驚くべき独自の知恵でした。

6. 歩き方は「ナンバ歩き」

忍者は移動する際、右手と右足、左手と左足を同時に前に出して進む、「ナンバ歩き」と呼ばれる特殊な歩行法を取り入れていました。

体をねじらず歩くことができるため体力の激しい消耗を大幅に軽減する効果があり、長距離であっても静かに素早く移動することが可能でした。

7. 暗号には「5色米」を使っていた

仲間同士で秘密の連絡を取り合う際、赤や青や黄や黒や紫の5色に染めた米粒の組み合わせによって、複雑な暗号を作っていました。

道端に置いても怪しまれず自然な情報伝達ができるだけでなく、鳥や虫に食べられないよう特殊な防虫処理も施されていたそうです。

8. 携帯食「兵糧丸」を食べていた

忍者は長期間の過酷な任務を安全に乗り切るため、そば粉や小麦粉や高麗人参などを丸め乾燥させた「兵糧丸(ひょうろうがん)」を持ち歩いていました。

非常に栄養価が高くて長期間の保存に優れているだけでなく、これを1粒食べるだけで丸1日活動できるほどの活力を得たと言われます。

9. コオロギを持ち歩いていた

静まり返る夜間に敵の陣地へと深く忍び込む際、自分のわずかな足音をごまかすため鳴き声のするコオロギを持ち歩いていました。

小さな竹筒に虫を入れて携帯しており、足音に合わせて鳴かせることで周囲に自然な音を響かせ、警戒されずに安全に潜入したと言います。

10. 独自の呼吸法「息長」があった

忍者は不意のパニックを防ぎ心を落ち着かせるため、1分間に数回しか呼吸をしない「息長(おきなが)」と呼ばれる深い腹式呼吸を身につけました。

極限の緊張状態でも心拍数を抑え疲労を大きく軽減させ、どんな過酷な状況でも常に冷静な判断を下すために不可欠な技術なのです。

11. 忍術の基本は「情報収集」と「生きて帰ること」

映画やアニメのような派手な戦闘は極力避けて行動し、敵陣から生きて情報を持ち帰ることが優先される重要な任務でした。

厳しい武術の訓練以上に、火薬学や薬学や天文学や心理学など専門知識を身につけることに長けていたと伝えられています。

12. 伊賀と甲賀は敵対していなかった

フィクションでは永遠のライバルとして描かれる伊賀忍者と甲賀忍者ですが、実際には山を1つ隔てただけの良好な隣人関係でした。

互いに領地を侵略し合うことはなく、頻繁に情報交換を行うなど、極めて平和的で協力的な関係を構築していたと言い伝えられます。

13. 「忍者」という呼び方は昭和から

当時の彼らは「忍び」や「乱破(らっぱ)」や「素破(すっぱ)」など地域ごとに全く異なる名前で呼ばれており、忍者という共通の呼称は存在していなかったのです。

現在私たちが使う「忍者」という呼称が世間に定着したのは、昭和時代の小説や映画が与えた影響が非常に大きかったと言われています。

更新日:2026年4月4日(土) 10:45

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