カール大帝に関する豆知識
「ヨーロッパの父」と呼ばれ、歴史の教科書にも必ず登場するカール大帝は、偉大な皇帝として知られていますが、実は文字を書くのが苦手だったり、お肉が大好きで医者の言うことを聞かなかったりと、とても人間味あふれるエピソードがたくさん残っているのをご存知ですか。
今回は、そんな彼の知られざる意外な素顔や、驚きの伝説についてご紹介します。
1. ヨーロッパの父
西ヨーロッパの広大な地域を初めて統一することに見事成功し、現在のフランスやドイツやイタリアなどの基礎を築いた王です。
その偉大なる功績から現在でもヨーロッパの父と呼ばれており、ヨーロッパの歴史を語る上では絶対に欠かせない最重要人物です。
2. 西暦800年の戴冠式
西暦800年のクリスマスの日に、ローマ教皇であるレオ3世から西ローマ帝国の皇帝の冠を授けられたという歴史的な事件です。
この戴冠によって西ヨーロッパは東ローマ帝国からの精神的な独立を果たし、新しいヨーロッパ世界が誕生することになりました。
3. 文字を書くのが苦手だった
読書や語学には堪能でとても教養のある人物でしたが、文字を自分で書くことだけは苦手だったという意外な一面を持っています。
毎晩寝る時に枕の下に書板と呼ばれる道具を置き、こっそりと文字の練習をしていたという人間味のある可愛らしいエピソードです。
4. 184cmを超える巨漢
当時の男性の平均身長が169cm程度だった時代に、彼の身長は184cmから190cm近くもあったと言われています。
後年に発掘された遺骨の調査によってその見事な体格が科学的にも証明されており、周囲を圧倒する存在感を放っていたそうです。
5. 伝説の聖剣ジョワユーズ
愛用していたとされる伝説の剣「ジョワユーズ」は陽気という意味を持ち、現在もフランスのルーブル美術館に大切に保管されています。
ファンタジー作品やゲームの武器のモチーフとしても頻繁に登場するため、歴史ファンだけでなく幅広い層から人気を集めています。
6. 18人以上の子供と膨大な子孫
彼は生涯で数多くの妻や側室を持っていたことで知られており、少なくとも18人以上の子供をもうけたという記録が残っています。
血筋は長い年月をかけてヨーロッパ中に広がっており、現在のヨーロッパ系の人々の多くが彼の血を引いているという説もあります。
7. 世界遺産第1号のアーヘン大聖堂
彼が建設を命じたアーヘン大聖堂は、1978年に世界で最初に登録された全12件の世界遺産の1つとして現在でも大変有名です。
8角形のドームを持つ特徴的で荘厳な礼拝堂は当時の優れた建築技術を伝えており、今も多くの観光客が訪れる人気のスポットです。
8. トランプのハートのキングのモデル
私たちが普段よく遊んでいるトランプのハートのキングに描かれている人物は、このカール大帝がモデルであると言われています。
ちなみにスペードはダビデ王でダイヤはカエサルでクラブはアレクサンドロス大王であり、歴史上の英雄たちが勢揃いしています。
9. 焼肉が大好きだった
晩年に痛風という重い病気を患ってしまった際に、担当の医者から健康のために肉を煮て食べるようにと強く指導を受けていました。
しかし大好物であるこんがりと焼いたお肉の美味しさだけは諦めることができず、医者の忠告を完全に無視して食べ続けたそうです。
10. カロリング・ルネサンス
混乱する西ヨーロッパの社会に再び平和をもたらすため、古典文化や学問の復興を目指して様々な学者たちを宮廷へ呼び寄せました。
この素晴らしい文化的な運動は「カロリング・ルネサンス」と呼ばれており、その後のヨーロッパ文化の発展に大きく貢献しています。
11. 12人の勇士「パラディン」
忠誠を誓い仕えた精鋭の騎士たちは12勇士(パラディン)と呼ばれており、アーサー王の伝説と並んで有名な騎士道物語の偉大な主役となります。
特に筆頭であるローランの活躍を描いた物語は後世のファンタジー作品に多大な影響を与え、現代でも多くの人々を魅了しています。