1. 世界最古の時計は太陽が作った!

時計の起源は紀元前3500年頃のエジプトに遡ります。彼らは「日時計」を使い、太陽の影の長さで時間を測っていました。
影の動きで昼の経過を知るこの仕組みが、現代の時計の原点となったのです。
2. 時計の針が右回りなのは太陽のせい!

なぜ時計の針は右回りなのか?それは北半球で見た太陽の動きが関係しています。太陽は東から昇り南を通って西へ沈むため、影は右回りに動きます。
時計の設計者たちはその自然の動きを模倣し、針も右回りに設定したのです。
3. スイスが時計王国になった理由

スイスが時計大国になったのは、宗教改革がきっかけでした。16世紀、装飾を禁止された金細工職人たちは代わりに精密な時計製造に転向しました。
さらに寒冷な気候で農閑期が長かったため、職人たちは室内での緻密な作業に時間を費やし技術が磨かれたのです。
4. 懐中時計は「紳士の象徴」だった

19世紀のヨーロッパでは懐中時計が社会的ステータスの象徴でした。
上着のポケットから鎖を覗かせることが「上品さ」の証とされ、特に英国紳士たちは時計を見せる角度や仕草まで気を配っていました。時間を見る行為自体が一種のマナーだったのです。
5. デジタル時計の誕生は映画がきっかけ?

1972年、世界初のデジタル腕時計「パルサーP1」が登場しました。実はこの発想の原点は映画『2001年宇宙の旅』でした。
その近未来的なデザインに影響を受けた技術者たちが、ボタンを押すとLEDで時刻が光る革新的な時計を生み出したのです。
6. 時計の「10時10分」には理由がある!

時計の広告写真で針が「10時10分」を指すのは、針が左右対称に開くことでバランスが良く、ブランドロゴや日付表示を隠さずに済むからです。
さらに「笑顔の形」に見えるため、見る人にポジティブな印象を与えるという心理効果もあります。
7. 原子時計は1億年に1秒しか狂わない!

現在の最も正確な時計は「セシウム原子時計」です。原子の振動数を利用して時間を測る仕組みで、1億年経っても誤差が1秒未満という驚異の精度を誇ります。
この技術はGPSや通信ネットワーク、科学観測など現代社会の根幹を支えています。
8. 水で動く時計があった!?

古代ギリシャやローマでは「水時計(クレプシドラ)」が使われていました。一定の速度で水が流れ出す仕組みを利用して時間を計るもので、日が出ていない夜間でも使える利点がありました。
宮殿や浴場など公共施設でも重宝された実用的な発明です。
9. 日本最初の時計は戦国武将のもとに!

日本に初めて時計が伝わったのは16世紀、宣教師フランシスコ・ザビエルが持ち込んだ西洋時計でした。織田信長はその精密さに感動し、大切に保管したといわれています。
この出会いが日本の時計文化の始まりとなりました。
10. 腕時計はもともと女性用だった!

腕時計は最初、19世紀に女性のアクセサリーとして作られました。男性は懐中時計を使うのが常識だったのです。
しかし第一次世界大戦で兵士たちが両手を自由に使うために腕時計を採用し、その便利さから一気に男性にも広まりました。
更新日:2025年11月3日(月) 11:11

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