節分に関する豆知識

節分の時期が近づくと、スーパーやコンビニでも豆や恵方巻をよく見かけるようになります。日本の伝統行事として定着している節分ですが、その由来や正しいルールについては意外と知られていません。

「なぜ炒った豆を使うの?」「恵方巻を切ってはいけない理由は?」

そんな素朴な疑問を解決するために、今回は節分に関する面白い雑学を10個紹介します。

1. 節分は年に4回ある

節分とは文字通り「季節を分ける」という意味を持っており、本来は立春・立夏・立秋・立冬のそれぞれの前日すべてを指す言葉なのです。

江戸時代以降、一年の始まりである春が一年の中で最も重要視されたため、立春の前日だけを節分と呼ぶのが一般的になったのです。

2. 日付は2月3日とは限らない

節分は立春の前日と定義されていますが、実際には地球が太陽を回る公転周期には微妙なズレが生じることになるため、立春の日付も固定されずに変動するものです。

この影響で2月2日や4日になる年もあり、2021年には実に37年ぶりに2月2日が節分となりました。

3. ワタナベさんは豆まきをしなくていい

平安時代の武将である渡辺綱が昔鬼の腕を切り落としたという伝説があり、鬼は渡辺姓の一族を恐れて決して近寄らないと信じられています。

そのため渡辺家では豆まきで鬼を追い払う必要がなく、最強の姓として豆まきをしない風習が残ったとされます。

4. 炒った豆を使う理由

生の豆を撒いて拾い忘れると芽が出てしまい、それが縁起が悪いとされるため、必ず火を通して芽が出ないようにした炒り豆を使用するのです。

また、「魔の目」を「射る」という語呂合わせから、邪気を払うために魔を滅するという強い意味も込められています。

5. 食べる豆の数は「数え年」

節分に福豆を食べる数は満年齢ではなく、生まれた時を1歳として元日に年をとる「数え年」の数だけを食べるのが古くからの習わしなのです。

かつては立春が新年の始まりと考えられていたため、来たる新年の分として一つ多く食べて無病息災を願うものです。

6. 恵方巻のルーツは大阪の海苔問屋

恵方巻の起源には諸説ありますが、昭和初期に大阪の寿司組合や海苔問屋が、節分に巻き寿司を食べることを推奨したというチラシが発祥とされます。

その後、コンビニエンスストアが「恵方巻」という名前で全国展開し、今の風習として定着したそうです。

7. 恵方巻を切ってはいけない理由

恵方巻を包丁で切り分けることは「縁が切れる」ことや「福が途切れる」ことを連想させるため、一本を丸ごと食べるのが正しいルールなのです。

長い巻き寿司を一気に食べることで、その年の幸運を逃さずにすべて体内に取り込むという大事な意味があります。

8. 恵方巻は喋らずに食べる

恵方巻を食べている間に言葉を発すると、口からせっかくの福が逃げてしまうと言われているため、食べ終わるまでは無言を貫く必要があるのです。

その年の恵方を向いて、心の中で願い事を唱えながら黙々と最後まで食べきることが作法とされているのです。

9. 恵方(方角)の決まり方

その年の福徳を司る大変美しい神様「歳徳神」がいらっしゃる方角を恵方と呼び、これは十干の組み合わせによって毎年あらかじめ決まっています。

基本的に東北東・西南西・南南東・北北西の四つの方角しかなく、これらが五年周期で順番に巡ってくるのです。

10. 恵方巻の具材は7種類が基本

恵方巻には商売繁盛や無病息災を願って、七福神にちなんだ7種類の具材を巻き込むのが基本となっており、福を巻き込むという意味が込められています。

特定の具材に決まりはありませんが、彩り豊かな食材を使って縁起の良い数字にあやかることが非常に大切です。

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