サグラダ・ファミリアの雑学11選!137年間無許可だった
サグラダ・ファミリアは、スペインのバルセロナに建つ巨大な教会で、建築家アントニ・ガウディの最高傑作として知られています。
1882年の着工以来140年以上にわたって造られ続け、2026年にはガウディ没後100年の節目として中心の塔が完成しました。
世界遺産にも登録されたこの壮大な建造物には、驚きのエピソードが数多く秘められています。
そんなサグラダ・ファミリアにまつわる雑学を11個ご紹介します。
1. 最初は別人が設計していた
着工した当時の設計者はガウディではなく、別の建築家だったと伝えられています。
意見の違いから途中で交代となり、後を引き継いだガウディが独自の作風を少しずつ加えていき、現在へと続くあの壮大で個性的な姿の土台を、長い時間をかけて築いていったそうです。
2. 完成まで約140年の歳月
工事が始まったのは1882年で、それからとても長い年月をかけて、少しずつていねいに建設が進められてきました。
途中で戦争や深刻な資金不足にも何度となく見舞われながら、世代を超えて多くの職人や建築家に受け継がれてきた、とても息の長い建物だといえそうですね。
3. 入場料が建築費を支える
この聖堂は公的な補助金にはほとんど頼らず、訪れる人の入場料や寄付を主な資金源として建設を進めているそうです。
世界中から集まる大勢の観光客が支払うお金が、そのまま建設を前へと進める大切な力となり、今もこつこつと長く続く工事を支え続けているのですね。
4. 地下にガウディが眠る
設計を一手に担ったガウディは、残念ながら完成を見ることなく事故でこの世を去ったと伝えられています。
その遺体は聖堂の地下にある静かな礼拝堂にていねいに納められ、自らが長く心血を注いだこの大きな作品の完成を、今もすぐそばで見守り続けているかのようです。
5. 百年以上も無許可だった
とても驚くことに、この建物は実に長い間、正式な建築許可がまったくないままで工事がずっと続けられていたそうです。
2019年になってようやく市から正式な許可が下り、着工から約137年という気の遠くなるような時を経て、合法な建築としてやっと認められました。
6. どこにも四角が見えない
建物の細部までじっくり観察してみると、まっすぐな直線や四角い形がほとんど見当たらないことに気づきます。
曲線をたくみに生かした柔らかで有機的な造形が、まるで深い森や洞窟のような自然を思わせる、ほかにはない独特の雰囲力を全体に生み出しているのですね。
7. 足すと必ず33になる数字
受難の扉のすぐそばには、数字を四角く並べた魔方陣と呼ばれるとても不思議な仕掛けがそっと置かれています。
縦でも横でも斜めでも、どの向きで足し合わせても必ず合計が33になるよう工夫され、これはキリストが亡くなった年齢を表しているといわれているそうです。
8. 未完成のまま世界遺産に
通常は完成した建物が登録される世界遺産ですが、この聖堂はとてもめずらしく、まだ未完成のままの状態で選ばれました。
建設がまだ途中であっても、その芸術的な価値や歴史的な意義がきわめて高く評価された、世界でもごくまれな、とても貴重な例だといえそうですね。
9. パソコン導入で工事加速
かつては手作業を中心にゆっくりと進んでいた複雑きわまる設計も、コンピューターの活用によって大きく様変わりしました。
曲線の多い立体的で複雑な形をより正確に計算しやすくなったことで、建設のスピードがぐんと上がり、完成が一気に近づいたといわれています。
10. 完成で世界一高い教会へ
中心となる塔(イエスの塔)は群を抜いてとても高くそびえ立ち、すべて完成すれば教会の建築として世界一の高さになるとされています。
バルセロナの街並みを静かに見下ろすその塔は、街の新たな象徴的な存在になることが、世界中の本当に多くの人々から長く期待されているのですね。
11. 実は民間が建てる聖堂
この聖堂は国や大きな教会組織が主導して建てたのではなく、あくまで民間の一つの団体の手によって建てられてきたそうです。
多くの人々の信仰心とあたたかな寄付に支えられながら、とても長い時間をかけて少しずつ造られ続けてきた、思いのこもった建物なのですね。