パンダに関する豆知識
白黒の毛並みで竹をのんびり食べるパンダは、世界中で愛される人気者です。
でも、その生態を詳しく見ていくと「指が7本もある」「肉食に近いのに竹を食べる」「冬眠をしない」など、驚きの事実がたくさん隠されています。
今回は、思わず誰かに教えたくなるパンダの不思議な特徴をわかりやすく紹介します。
1. パンダの指は7本目がある
パンダの前肢には、竹を掴むための「第六の指」と、手首の反対側にある「第七の指」と呼ばれる骨の突起があります。
これらがあるおかげで、他のクマにはできない「竹を両手で挟んで非常に器用に食べる」という動作が可能になりました。
2. 色が白黒なのはカモフラージュのためだった
白黒の模様は、雪深い山の中では白が、薄暗い森の中では黒が背景に溶け込む保護色の役割を果たします。
また、目の周りの黒い模様は、雪の照り返しから目を守るサングラスのような効果があるという説も有力視されています。
3. 時間をかけて大量の竹を食べる
パンダは胃や腸の構造が肉食動物そのもので、植物の繊維を分解する微生物が少ないため竹をうまく消化できません。
その不足分を補うために、一日に15kg〜38kgもの竹を、12時間〜16時間という非常に膨大な時間を食事に費やしているのです。
4. 1日に100回以上トイレに行く
竹は栄養価が低く消化も悪いため、パンダは大量に食べて素早く排出するサイクルを何度も繰り返します。
そのため、一日にする糞の回数は100回を超えることもあり、総重量にして20kg以上の排泄物を出すことも決して珍しくはありません。
5. パンダは冬眠しない
一般的なクマは冬眠前に脂肪を蓄えますが、パンダの主食である竹はカロリーが低いため、体に十分な脂肪を溜め込むことができません。
厳しい冬の間も常に食べ続けなければ生命エネルギーが維持できないため、冬眠することなく一年中休まずに活動し続けます。
6. パンダの赤ちゃんは母親の約900分の1!「バター1本分」の小ささ
生まれたばかりの赤ちゃんは体重がわずか150gほどで、ピンク色の肌に薄い産毛が生えている程度です。
母親の体重の900分の1という極端な小ささで生まれるのは、有胎盤類の中では極めて珍しい特徴と言えます。
7. 意外と知られていない尻尾の色
イラストなどでは黒く描かれることも多いパンダの尻尾ですが、正解は「白」です。
お尻の周りが白いため、尻尾を体に密着させていると目立ちませんが、動いているときによく観察すると、実は可愛らしい白い尻尾があることがはっきりと分かります。
8. 繁殖のチャンスが年に2~3日しかない
パンダの繁殖期は春に訪れますが、メスが妊娠可能な期間は年にわずか2日から3日程度しかありません。
この非常に短い貴重なチャンスを逃すと翌年まで機会がないため、飼育下での繁殖活動が非常に難しいとされている大きな理由の一つです。
9. 野生では小動物や果物も食べる
主食は竹ですが、パンダは本来、肉食の性質も持ち合わせた雑食動物です。
野生下では小型のネズミなどの哺乳類や鳥類、果実、昆虫などを食べることもあります。
飼育下でも、健康や栄養バランスを細かく考えてリンゴや特別な団子などが与えられます。
10. 飼育下では人間で言う100歳ぐらいまで生きる
野生のパンダの寿命は約20年程度とされていますが、飼育下では栄養管理や医療が充実しているため、30年以上生きることもあります。
人間で言えば100歳を超えるような長寿パンダも報告されており、環境で大きく変わります。