1. セミは“命がけ”で鳴いている
セミのオスがあんなに大声で鳴くのは、繁殖相手を探すため。ところが、鳴けば鳴くほど体温が上がり、エネルギーを消費して寿命が縮まってしまいます。
人間にとっては「うるさい…」かもしれませんが、彼らにとってはまさに命を削るラブソングなのです。
2. スイカに塩をかけるのは甘さアップ+熱中症予防
スイカに塩をかけると、舌が甘味を強く感じるようになり、さらに塩分補給にもなるため夏バテ防止にも効果があります。
江戸時代から庶民の間で「スイカ+塩」は定番の食べ方だったそうで、夏祭りや海水浴でも昔から親しまれています。
3. かき氷の「頭キーン」は脳の勘違い
冷たいかき氷やアイスを急いで食べると、上あごの血管が急激に収縮・拡張します。この刺激を脳が「頭の痛み」と誤認し、こめかみや額がキーンと痛くなるのです。
冷たいものは少しずつ味わうと、あの“激痛タイム”を回避できます。
4. 扇風機は空気を冷やしていない
扇風機の風が涼しく感じるのは、汗の蒸発を促すことで体の熱を奪っているからで、実際に空気の温度は変わりません。
湿度が高いと蒸発しにくくなるため、同じ気温でも扇風機の涼しさが半減します。真夏のじめっとした日には、扇風機と除湿機のコンビが最強です。
5. 浴衣は江戸時代の花火大会のデート服
江戸時代、花火大会は男女が出会う社交の場でもありました。浴衣は涼しく動きやすいうえに、柄や帯の結び方でおしゃれを競えるため、いわば当時の“デート服”。
現代の花火大会でも浴衣姿が多いのは、この名残なのです。
6. 海水浴後のベタベタは塩だけじゃない
海から上がったあと肌がベタつくのは、海水中の塩分だけでなく、ミネラルや微細なプランクトンの成分が肌に残るからです。
シャワーを浴びてもなかなか取れない場合は、石けんやボディソープでしっかり洗うとすっきりします。
7. 冷房病は“冷えすぎ”より温度差が原因
外気との温度差が大きいと、自律神経が温度調節に追われて疲弊し、だるさや頭痛を引き起こします。
冷房の設定温度は外気より5〜7℃低いくらいが理想。外から帰ってきたら、まずは扇風機やうちわで汗を飛ばしてから冷房にあたると、体の負担が減ります。
8. 冷たい飲み物で夏バテになる?
冷たい飲み物を摂りすぎると胃腸の血流が減って消化機能が低下し、食欲不振やだるさにつながります。夏バテ防止には、温かいお茶やスープを間に挟むと効果的です。
インドや中東では、暑い日こそ熱いお茶を飲む文化がありますが、あれは理にかなっているのです。
更新日:2025年8月31日(日) 12:45