1. カエルは皮膚で呼吸している!

カエルは肺を持っていますが、実は皮膚でも呼吸しています。皮膚から直接酸素を取り込み、二酸化炭素を排出することができるのです。
そのため常に皮膚が湿っていないと呼吸ができず、乾燥すると命に関わるほど危険な状態になります。
2. オスだけが「ゲロゲロ」と鳴く!

一般的に鳴くのはオスだけで、メスを呼び寄せるためや縄張りを主張するために鳴いています。
カエルの種類ごとに鳴き声が異なり、まるで言語のように独自の「鳴き声パターン」を持っています。中には「ピョピョ」や「クワックワッ」と鳴く種類もいます。
3. 捕食スピードは0.07秒!

カエルは虫を捕らえるとき、わずか0.07秒という驚異的な速さで舌を飛ばします。
人間がまばたきするよりも速く、まるで弾丸のようなスピードで触れた獲物をしっかりキャッチします。この高速捕食は筋肉の反射と特殊な舌の構造によって可能となっています。
4. オタマジャクシが変態してカエルになる!

オタマジャクシの時期は尾があり、肺がなくてエラで呼吸しています。成長とともに足が生え、尾が消え、肺呼吸へと変化するという「変態」を遂げます。
この劇的な変化は脊椎動物の中でも非常に珍しい特徴です。
5. 冬は凍っても生きていられるカエルがいる!

北米の「ウッドフロッグ」は、冬になると体が凍ってしまっても死にません。
体内の糖分を凍結防止剤のように使って細胞を守り、春になると再び動き出すのです。この仕組みは医学研究にも注目されています。
6. カエルの目は食事にも使われる!?

カエルは獲物を飲み込むとき、目を引っ込めて食べ物を喉へ押し込む手助けをします。
つまり、目は“噛む”代わりに使われているのです。この動きは外から見ると目が上下に動くように見え、とてもユニークな仕草です。
7. 世界一小さいカエルは1センチ以下!

パプアニューギニアに生息する「パエドフリネ・アマウエンシス」は、体長わずか7.7ミリしかありません。
硬貨よりも小さい世界最小のカエルで、人間の爪の上にちょこんと乗るほど。鳴き声もとても高く、虫と聞き間違えるほどです。
8. カエルの皮膚には毒を持つ種類も!

中南米のヤドクガエルは、体に強力な毒を持ち敵から身を守ります。中には人間を一撃で死に至らせるほどの猛毒を持つ種もいます。
現地の部族はこの毒を矢に塗って狩りに使っており、「毒の矢のカエル」という名の由来にもなっています。
9. カエルは再生能力も持っている!

カエルの中には、幼体のうちに失った体の一部を再生できる種類がいます。
特にオタマジャクシの段階では尾や足の一部を再生可能で、この能力は再生医療の研究にも活用されています。
10. カエルは地球の健康バロメーター!

カエルは環境変化にとても敏感な生き物です。水質汚染や気候変動の影響をいち早く受けるため、カエルの数が減るとその地域の自然が危機にあるサインとされます。
そのため世界中で環境保全のシンボルにもなっています。
更新日:2025年10月29日(水) 10:28

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