縄文時代に関する豆知識

縄文時代は、今から約1万6千年前に始まり、約1万年もの間続いた日本の歴史上で最も長い時代です。

氷河期が終わり、温暖な気候の中で豊かな自然の恵みを受けながら、人々は狩猟や植物の採集をして暮らしていました。

この時代の特徴は、世界最古クラスの「縄文土器」を発明し、煮込み料理を始めたことです。

大規模な争いも少なく自然と共生していた平和な縄文時代の、驚くべき生活の知恵や不思議な雑学を12個ご紹介します!

1. 縄文クッキーというスイーツを食べていた

縄文時代の人々は木の実や卵などをすりつぶして焼いた「クッキー」のような甘くて美味しい食べ物を日常的に楽しんでいました。

動物の肉や様々な植物を混ぜ合わせて作られたこのハンバーグ状の食べ物は栄養価が高く、彼らの貴重なエネルギー源だったのです。

2. 争いや戦争が約1万年も存在しなかった

日本列島の各地で発見された多数の遺跡からは、対人用の武器や他の人間に傷つけられて亡くなった痕跡のある人骨は見つかりません。

豊かな自然の恵みをみんなで分け合いながら協力して生活していたため、約1万年もの非常に長い間、平和な時代が続いたのです。

3. 犬は家族として大切に埋葬していた

縄文時代の人々にとって、犬は狩猟を助けてくれる優秀なパートナーであり、深い絆で結ばれたかけがえのない大切な家族の一員でした。

そのため犬が寿命を迎えて亡くなった際には、人間と同じように集落の近くの墓地に手足を曲げた状態でとても丁寧に埋葬されました。

4. 遮光器土偶はわざと壊されていた

宇宙人のような不思議な見た目で有名な「遮光器土偶(しゃこうきどぐう)」をはじめとする多くの土偶は、手や足が意図的に割られた状態で発見されています。

これは病気や怪我を治すために、自分の痛む部分の身代わりとして土偶の同じ部分を壊して祈りを捧げた儀式の痕跡です。

5. 栗を栽培していた

当時の彼らは森で自然に育った木の実をただ拾い集めるだけではなく、自分たちの集落の周囲に計画的に栗の木を植えて大切に育てていました。

成長が早く実をたくさんつける栗の木は、食料としてだけでなく建物の柱や燃料としても重宝されたため、非常に高度な管理が行われました。

6. 大きな穴のピアスが大流行していた

縄文時代の遺跡からは土で作られた様々なデザインの耳飾りが多数出土しており、当時の人々のファッションへの関心がうかがえます。

幼い頃から耳たぶに小さな穴を開けて、年齢を重ねるごとに少しずつ大きな飾りに付け替えていくという独特の風習がありました。

7. 儀式として歯を抜いていた

15歳前後の年齢に達して大人になるタイミングや、大切な家族が亡くなった際に、健康な前歯や犬歯を意図的に抜く風習がありました。

麻酔などのない時代に激しい痛みを伴うこの過酷な試練を乗り越えることで、立派な一人前の大人として社会に認められる意味がありました。

8. アクセサリーや櫛でおしゃれをしていた

植物から採取した樹液を丁寧に加工して作られた、漆塗りの鮮やかな赤い櫛や腕輪が数多く見つかり人々を驚かせています。

体を飾るだけでなく魔除けや身分を示す特別な意味を持っていた美しい装飾品は、彼らの高い技術力と豊かな感性を証明しています。

9. 平均寿命は15歳だが、大人は長生きだった

当時の日本は病気などで命を落とす乳幼児が多かったため、全体の平均寿命を計算するとわずか15歳ほどという数字になります。

しかし、厳しい自然の中で幼少期を無事に乗り越えて健康に成長した大人の場合は、60歳を越えて長生きすることも珍しくありませんでした。

10. 竪穴式住居はとても快適だった

地面を深く掘り下げて立派な柱を立てて茅葺きの屋根をかけた「竪穴式住居(たてあなしきじゅうきょ)」は、日本の複雑な気候に適した素晴らしい建物でした。

地面の下は外の気温の影響を受けにくいため、冬の寒さをしのぐことができ、夏の暑い時期でも室内は涼しく過ごせました。

11. 入れ墨を入れていたかもしれない

各地で発掘された土偶の顔や体には独特な模様が刻まれており、縄文人も同じようなタトゥーを入れていたと考えられています。

これは単なるおしゃれの目的だけでなく、自分が所属する集団を示したり悪霊から身を守るための魔除けの意味があったと推測されます。

12. 縄文土器で煮込み料理を作っていた

約1万6千年前に作られた世界最古クラスの縄文土器の底には、火にかけられたことで生じた焦げ跡がはっきりと残っています。

これにより人類は、硬い木の実や生の肉などを柔らかく煮て食べる画期的な調理法を手に入れて食生活を大きく発展させたのです。

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