1. 犬の嗅覚は人間の100倍以上
犬の嗅覚は人間の100万倍から1億倍。人の感情や病気、遠くの匂いまで嗅ぎ分けられます。
この驚異的な能力は、湿った鼻が空気中の匂い分子を捉え、脳内で詳細な「匂いの地図」を作ることで実現しています。
2. 嗅覚だけじゃない!聴力も人間の4倍!
犬の聴覚は人間をはるかに凌駕し、人間には聞こえない高い周波数の音も聞き取れます。その範囲は人間の約4倍と言われています。
遠くのサイレンや、人間には聞こえないホイッスルに反応するのはこのためです。
3. 尻尾は感情のバロメーター!
犬の尻尾は感情を表現する大切なツールです。速く振れば喜びや興奮、ゆっくりなら好奇心、股の間に巻き込めば恐怖や服従心を示します。
尻尾の動きの高さや速さで、犬の気持ちがわかります。
4. 犬にもレム睡眠があり夢を見る
犬も人間と同じように、レム睡眠中に夢を見ます。寝ている時に足がぴくぴく動いたり、小さく唸ったりするのは、夢の中で遊んだり追いかけたりしている証拠です。
子犬や老犬は特に夢をよく見ると言われています。
5. 犬の視界は白黒ってホント?
犬は白黒の世界に住んでいると思われがちですが、実際は人間と違う色覚を持っています。
人間は赤、緑、青の3色を識別しますが、犬は青と黄色の2色を識別します。そのため、赤や緑は茶色や灰色に見えているようです。
6. 鼻紋で個別の識別ができる
人間の指紋が一人ひとり異なるように、犬の鼻の紋様(鼻紋)も世界に一つとして同じものはありません。
個体識別のユニークな方法として、血統書の登録や迷子犬の特定に利用されています。
7. 足跡は肉球の汗の跡
人間と違い、犬の汗腺は主に肉球に集中しています。暑い時に舌を出して体温調節するだけでなく、肉球からも汗をかくことで熱を逃がしています。
散歩中に残る濡れた足跡は、肉球から出た汗や水分が原因です。
8. さらに肉球には滑り止め機能もある
犬の肉球はクッションだけでなく、優れた滑り止め機能も持っています。
ザラザラした表面と適度な硬さ、そして汗腺から出る水分が、滑りやすい場所でもしっかりと地面を掴んで走ることを可能にしています。
9. パンティングは苦しいんじゃなくて体温調節でしている
犬が暑い時に舌を出して「ハァハァ」と息をするのは、「パンティング」と呼ばれる体温調節の行動です。
口の中の水分を蒸発させることで、体の熱を逃がし、体温を下げています。
10. 犬は共感の達人でもある
犬は人間の感情を読み取る能力に非常に優れています。
飼い主が悲しいときに寄り添ったり、不安なときに落ち着かせようとしたりします。これは、人間と犬の長年の共生によって培われた、特別な能力です。
更新日:2025年9月8日(月) 12:36