インフレに関する豆知識

最近、買い物に行くたびに「前より高くなった?」と感じることはありませんか。

世界的な物価高が続く今、私たちの生活に直結するインフレの知識は欠かせない教養となっています。

今回は、知っているようで意外と知らないインフレの仕組みや、驚きの歴史、さらには賢く資産を守るための雑学を厳選してご紹介します。

1. インフレとデフレの違い

インフレは物価が上がり通貨の価値が下がる現象で、デフレはその逆で物価が下がり通貨の価値が上がります。

景気が良いとインフレになりやすく、逆に不況下ではデフレが進む傾向にありますが、どちらも行き過ぎると経済の安定を損なう原因となります。

2. よいインフレと悪いインフレ

景気拡大によって需要が増え、賃金上昇を伴いながら物価が上がる状態は良いインフレと呼ばれます。

一方で、原材料費の高騰などが原因で、賃金が上がらないまま物価だけが上昇するコストプッシュ型は、家計を圧迫するため悪いインフレと定義されます。

3. 世にも怖いハイパーインフレ

物価が短期間に数千倍や数万倍に暴騰する現象を指し、かつてのドイツやジンバブエで発生しました。

通貨の信用が完全に失われるため、買い物に大量の札束が必要になったり、物資が不足して経済が崩壊したりするなど、人々の生活に壊滅的な打撃を与えます。

4. インフレが住宅ローンに与える影響

インフレになると相対的にお金の価値が下がるため、固定金利で借りている場合は借金の価値が実質的に減少します。

しかし、市場金利が上昇すれば変動金利の返済額は増えるリスクがあるため、インフレ局面では金利のタイプによる有利不利が明確に分かれます。

5. 預金・現金へのダメージ

インフレ下で現金のまま資産を持っていると、物価の上収に追いつけず買えるものが減ってしまいます。

銀行に預けていても金利が物価上昇率を下回っている場合、資産の実質的な価値は日々目減りしていくため、インフレは貯金にとって最大の敵とも言えます。

6. 株式投資とインフレの相性

企業が製品価格を値上げして利益を確保できれば、株価も上昇するため株式はインフレに強い資産とされます。

ただし、コスト増を価格転嫁できない企業の株価は下落するため、インフレ耐性のある優良な銘柄を見極めることが、資産を守るための重要な鍵となります。

7. 金(ゴールド)は「インフレの守護神」

金はそれ自体に価値がある現物資産で、発行体が破綻するリスクがないため世界中で信頼されています。

紙幣の価値がインフレで低下する場面では、価値が目減りしにくい金への需要が高まるため、古くからインフレへの守りの資産として重宝されています。

8. 実質賃金と名目賃金

額面通りの給与額を名目賃金と呼び、そこから物価変動の影響を除いて購買力を示したものを実質賃金と呼びます。

たとえ昇給して名目賃金が増えたとしても、それ以上に物価が上がっていれば実質賃金は低下し、私たちの生活水準は以前よりも苦しくなります。

9. シュリンクフレーション(ステルス値上げ)が増える

価格は据え置いたまま、内容量を減らす手法で、ステルス値上げとも呼ばれます。

消費者が気づきにくい一方で、単位あたりの価格は確実に上昇しており、インフレ下でメーカーが利益を維持するために頻繁に用いられます。

10. ビッグマック指数

世界中で販売されているビッグマックの価格を比較し、各国の通貨の購買力や物価水準を測る指標のことです。

イギリスの経済誌が考案したこの指数を使えば、どの国の通貨が過小評価されているか、あるいはインフレが進んでいるかを直感的に理解することができます。

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