3月3日は桃の節句、ひな祭りですね。
女の子の健やかな成長を願う春の伝統行事として親しまれていますが、その由来や飾りの意味を詳しく知っていますか。
実は、普段何気なく目にしているひな人形や食べ物には、意外と知られていない面白い雑学がたくさん隠されているのです。
今回は、知っているともっとひな祭りを楽しめるような知識を厳選してご紹介します。
1. ひな人形の片付けが遅れると婚期が遅れる

これは単なる迷信ですが、きちんと片付けができないと立派な大人になれないという、しつけの意味が込められています。
また、梅雨の湿気が来る前に早く片付けることで、人形をカビから守り長持ちさせるという、昔ながらの生活の知恵です。
2. ひし餅の3色にはそれぞれ意味がある

ひし餅は下から緑、白、ピンクの順に重なり、緑は大地、白は雪、ピンクは魔除けである桃の花をそれぞれ表しています。
これは白い雪の下から緑の新芽が芽吹き、暖かな春の訪れとともに桃の花が綺麗に咲くという、美しい春の情景を示しているのです。
3. ひなあられの4色は「春夏秋冬」を表している

ピンク、緑、黄、白の四色で日本の四季を表現しており、一年を通じた女の子の健やかな成長を祈る願いが込められています。
関東地方では甘いポン菓子ですが、関西地方では塩味のおかきとなっており、地域によって味や形が異なるのが特徴です。
4. はまぐりのお吸い物は「夫婦円満」の象徴

はまぐりの貝殻は、対になっている元の貝殻としかぴったりと重なり合うことがないという、珍しい特徴を持っています。
このことから、将来は相性の良い相手と結ばれて、いつまでも仲良く過ごせるようにという願いが込められているのです。
5. 童謡「うれしいひなまつり」の歌詞には勘違いがある

童謡にあるお内裏様とおひな様というフレーズですが、実はお内裏様は男雛と女雛のペア両方を指している言葉なのです。
また、赤いお顔の右大臣という歌詞が歌われていますが、実際のひな人形で赤い顔をしているのは左大臣の方なのです。
6. ちらし寿司の具材は縁起物ばかり

ひな祭りの定番料理であるちらし寿司には、子供の健やかな成長をお祝いするための、縁起の良い具材が実にたくさん使われているのです。
腰が曲がるまで長生きするようにと願うエビや、将来の見通しが良くなるレンコン、金銀の財宝を表す錦糸卵などです。
7. ひな人形の左右の並び方は関東と関西で逆になる

関東では向かって左に男雛、右に女雛を並べますが、関西では向かって右に男雛、左に女雛を並べるのがごく普通なのです。
これは西洋のルールを取り入れた現代のスタイルと、日本古来の左上位の伝統を守るスタイルの違いによるものなのです。
8. もともとは女の子の行事ではなかった

ひな祭りの起源は古代中国の上巳の節句と言われており、かつては水辺で身を清めて邪気を払う、老若男女の伝統的な行事でした。
日本に伝わり貴族の女の子の人形遊びと結びつき、江戸時代に女の子の健やかな成長を願う行事として完全に定着したのです。
9. ひな人形のモデルは天皇陛下と皇后陛下の結婚式

ひな人形の美しい飾りは、天皇陛下と皇后陛下による、宮中での伝統的な結婚式の様子を模して作られたものなのです。
共に飾る三人官女や五人囃子などの人形も、結婚の宴を盛り上げるお付きの人々や楽師の姿を、見事に表しているのです。
10. ひな人形を飾る・片付けるのに適した時期がある

ひな人形を飾り始める時期は、暦の上で春の始まりとされる立春から二月中旬にかけての期間が良いとされています。
また、綺麗に片付ける時期については、春の訪れを告げる啓蟄である三月五日頃を目安にするのが一般的なルールです。
更新日:2026年3月4日(水) 11:32

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