掃除機に関する豆知識

1. 世界初の掃除機は馬車サイズ!

初期の掃除機は1901年にイギリスで発明されましたが、なんと馬車ほどの大きさがあり、外に停めた車両からホースを部屋に引き込んで使うものでした。

今のコンパクトな掃除機からは想像できないほど巨大でした。

2. 日本初の国産掃除機は1931年

日本で最初に製造された国産掃除機は1931年に登場しました。

当時はまだ高価で普及は限定的でしたが、戦後の高度経済成長期を迎えると急速に家庭に浸透し、日本人の生活スタイルを変えていきました。

3. 昔は富裕層だけの贅沢品

1900年代初期、掃除機は高価で一般家庭には手が届かない贅沢品でした。

使用の際は専属スタッフが操作することもあり、庶民が気軽に家で掃除機を使えるようになったのは20世紀半ば以降のことでした。

4. 掃除機で戦争に貢献?

第二次世界大戦中、多くの掃除機メーカーは軍需産業に転用されました。モーター技術を応用し、飛行機や軍用機器の部品生産を支えたのです。

掃除機の進化が戦争の影に関わっていたのは意外な事実です。

5. 掃除機がアレルギー対策に革命を!

紙パック式掃除機の登場は、単なる便利さだけでなくアレルギー対策の面でも革命的でした。

従来は掃除中に舞い上がっていたほこりや花粉をしっかり閉じ込めることで、健康を守る大きな役割を果たしたのです。

6. ロボット掃除機の原型は1980年代

ロボット掃除機といえば21世紀の発明のように思えますが、実は1980年代にはすでに試作機が存在していました。

当時は高価で普及せず、実用化に成功して世界的に普及したのは2000年代に入ってからでした。

7.静電気がほこりを集めている

掃除機の吸引だけでなく、ブラシ部分には静電気が発生しています。これが微細なほこりや髪の毛を吸着する役割を果たし、効率的にゴミを取り除いているのです。

見えない力で掃除を助けているのは意外な仕組みです。

8.掃除機の音は「吸引力」と関係ない!

掃除機が大きな音を出すほどパワフルと思われがちですが、実際には騒音と吸引力は無関係です。多くの音はモーターや空気の流れが原因で、静音モデルでも十分な吸引力を持つ製品が存在します。

音量=性能ではないのです。

9. 掃除機は宇宙でも活躍している!

国際宇宙ステーションには、掃除機の技術を応用した装置が搭載されています。

宇宙ではごみやほこりが無重力で漂うため、掃除機の吸引で集めるのは必須。宇宙飛行士の生活を支える欠かせない道具となっています。

10. 掃除機の排気は意外ときれい

「排気が汚そう」と思われがちですが、現代の掃除機はフィルターが何重にも搭載されており、実際の排気は室内の空気よりもきれいなこともあります。

高性能フィルター付き機種は空気清浄機代わりに使えるほどなのです。

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