シマウマに関する豆知識

白黒のシマシマ模様が可愛らしいシマウマですが、実はその生態には信じられないような秘密がたくさん隠されているんです。

地肌の色が真っ黒だったり、ライオンを倒すほどの強烈なキック力があったりと、知れば知るほど見方が変わる不思議な動物です。

今回は、そんなシマウマにまつわる雑学を11個集めました。

1. 地肌の色は実は真っ黒

シマウマの毛をすべて綺麗に剃り落としてみると白と黒のストライプ模様ではなく、意外にも真っ黒な地肌が全身に広がっています。

私たちが普段から見ているその白黒の模様は皮膚自体の色によるものではなく、黒い皮膚の上に生えた白い毛と黒い毛によって作られています。

2. 縞模様は縦縞ではなく「横縞」

4本足で立っている姿を側面から見ると縦縞に見えますが、動物学の分野では背骨に対して平行な方向を縦と明確に定義しています。

そのため背骨から垂直に下へ伸びているシマウマの模様は、正式な学術用語のルールに当てはめると縦縞ではなく横縞となるのです。

3. 縞模様は虫除けのため

サバンナの過酷な環境にはツェツェバエなどの吸血昆虫が数多く生息していますが、これらの虫は複雑な柄に着地するのを極端に嫌います。

独特な白黒の縞模様は吸血昆虫の視覚を大きく狂わせる効果があり、恐ろしい伝染病から身を守るための優れた進化だと言われます。

4. 縞模様は天然のエアコンの役割も果たす

黒い部分は光を吸収して熱を持ちやすくなり、白い部分は光をよく反射して表面の温度が低く保たれるという性質があります。

この2つの色の温度差によって体表に微小な空気の心地よい流れが常に生まれ、暑い日でも体温を効果的に下げる役割を果たします。

5. 模様は人間の指紋と同じで1頭ずつ違う

シマウマが持つそれぞれのストライプ模様はすべて異なっており、自然界には完全に同じ柄を持つ個体は絶対に存在しません。

個体ごとに違うこの柄は人間の指紋のような役割を果たしており、大きな群れの中でお互いを模様の微妙な違いから見分けています。

6. 優れた視覚と聴覚を持つ

肉食動物から常に狙われる環境を生き抜くため感覚器官が発達しており、遠くの天敵をいち早く察知できる非常に広い視界を持っています。

さらに周囲のわずかな音を拾うために耳をさまざまな方向へ自由に動かせるため、サバンナで他の草食動物の警戒役もよく担います。

7. 蹴りの威力はライオンを倒すほど強力

走るスピードでは天敵に到底かないませんが、ピンチに陥ったときに放つ後ろ足の強力なキック力は凄まじい破壊力を秘めています。

まともに当たればあの大型肉食獣ライオンの硬い顎を砕き、急所に決まればすぐに致命傷を与えて倒してしまうほどの威力です。

8. 気性が荒く家畜化できない

草食動物なので穏やかなイメージを持たれがちですが、実際にはとても気性が荒くパニックを起こして暴れやすい攻撃的な性格です。

馬のように人間が背中に乗ったり荷物を運ばせたりすることは非常に困難で、長い歴史上でも完全に家畜化することには成功していません。

9. 睡眠時間は1日わずか2〜3時間

常に命の危険がある過酷なサバンナでは肉食動物からいつでも確実に逃げられるように警戒しており、深く眠ることはほとんどありません。

地面に横たわらず立ったままの姿勢で短い睡眠を何度も繰り返し、1日の合計の睡眠時間はわずか2から3時間程度しかありません。

10. 逃げる時はジグザグに走る

シマウマの走る最高時速はおよそ65キロであり、天敵である野生のチーターなどが誇る圧倒的なスピードには残念ながら遠く及びません。

しかし持久力は非常に高いため、逃げる際にジグザグと走り続けることで敵の狙いを絞らせず、見事に追跡をかわして生き延びます。

11. 目の錯覚を利用して群れ全体を大きく見せる

敵から身を守るために群れで密集して行動すると白黒の縞模様が溶け合い、どこまでが1頭なのか境界線が分からなくなります。

この不思議な目の錯覚を利用して、遠くから見ている肉食動物に対して巨大な生き物がいるように錯覚させて身を守るのです。

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