選挙に関する豆知識

選挙のニュースが増えてくると、普段は何気なく行っている投票の仕組みについて「これってどうなっているんだろう?」と不思議に思うことはありませんか。

実は、私たちが手にする投票用紙の素材から、当選者が決まる意外なルールまで、選挙には驚くような雑学がたくさん隠されています。

今回は、友人や家族との会話でつい誰かに教えたくなるような、選挙にまつわる面白い雑学を10個ご紹介します。

1. 当選者が「くじ引き」で決まることがある

得票数が同数の場合、実は公職選挙法に基づき「選挙長によるくじ引き」で当選者が決定します。

地方選挙では実際にクジで運命が決まる場面も時折あり、民主主義の最終手段として法律に明記された、極めて珍しくも厳粛な光景が繰り広げられます。

2. 「当確(当選確実)」は誰が、どうやって決めている?

テレビ局などの報道機関が、出口調査や開票状況を独自に分析して当選を予測します。

開票率が0%でも当確が出るのは、過去のデータや支持層の動向から統計学的に逆転が不可能だと判断されるためで、公的な開票作業とは無関係です。

3. 立候補には「300万円」かかる(供託金の制度)

衆議院の小選挙区に立候補する際は、300万円という高額な供託金を預ける必要があります。

これは売名などの乱立を防ぐための制度であり、得票数が規定のラインに満たなかった場合、没収されて全額が国庫に納められます。

4. 選挙カーの音量は無制限

実は公職選挙法に音量の具体的な数値(デシベル)制限はなく、基本的には各候補者の裁量に任されています。

ただし、学校や病院周辺では静穏を保つ義務があるほか、夜間(20時から翌朝8時)の連呼行為は例外なく法律により厳しく禁じられています。

5. 投票所に一番乗りすると「空の投票箱」を確認できる

投票当日に最初の有権者となった人は、投票箱に何も入っていないか確認する作業に立ち会えます。

これは「零票確認」と呼ばれ、不正が行われていないことを証明する重要な工程で、隠れた人気があり早起きして並ぶ人もいます。

6. 投票用紙は「折って」入れてもすぐ開く

投票用紙には「ユポ紙」という特殊な合成樹脂が使われており、プラスチック製のため非常に破れにくく、折っても自然に開く性質があります。

箱の中で勝手に元に戻るため、開票時に手で広げる手間が省けて集計作業の大幅なスピードアップに繋がります。

7. 投票用紙を鉛筆で書くのはなぜ?

投票所には鉛筆が用意されていますが、これはインクの裏写りを防ぎ、摩擦で文字が消えないようにするためです。

さらに、用紙がプラスチック素材を含んでいるためボールペンでは滑りやすく、鉛筆が最も書きやすいという実利もあります。

8. 日本では「戸別訪問」が禁止されている

日本の法律では、特定の候補者への投票を頼むため有権者の家を回る戸別訪問が厳しく禁止されています。

これは買収や脅迫を防ぐ目的があり、デジタル化が進む現代でも、直接の訪問は依然として制限を受けている日本独自の厳しいルールです。

9. 投票案内状(入場券)は忘れても投票できる

自宅に届く案内状を忘れたり紛失したりしても、本人確認ができれば投票所ですぐに投票が可能です。

受付でその旨を伝えれば、簡単な手続きだけで済むため、外出ついでに手ぶらで立ち寄ってもそのまま投票することができます。

10. 海外には投票しないと罰金がある国もある

オーストラリアなど一部の国では、正当な理由なく投票に行かないと罰金が科せられる義務投票制を採用しています。

この制度により常に90パーセント前後の高い投票率が維持されており、日本の低い投票率とは対照的な仕組みです。

コメントを入力