コーヒーに関する豆知識

1. コーヒー豆は「豆」じゃない!?

実はコーヒー豆は豆科の植物ではなく、コーヒーの木の果実の種子です。

赤く熟した果実を「コーヒーチェリー」と呼び、その中の種を焙煎して私たちが飲むコーヒーになります。つまり本当は「果実のタネ」を飲んでいるのです。

2. 世界で最初のコーヒー禁止令

16世紀のメッカでは、コーヒーハウスが人々の集会所となり政治的な議論が増えたため、支配者が「反乱を招く」としてコーヒーを禁止しました。

以後、オスマン帝国やヨーロッパでもコーヒー禁止令が出された歴史があります。

3. インスタントコーヒーの誕生秘話

インスタントコーヒーは1901年に日本人でアメリカ在住の加藤サトリが発明しました。

大量生産にはいたりませんでしたが、その後ネスレが商業化して世界に広まりました。

4. コーヒーは宇宙でも飲まれている!

NASAでは宇宙飛行士のために特製のコーヒーパウチを開発。無重力空間でもストローで吸えるよう設計されています。

さらにイタリアは国際宇宙ステーションにエスプレッソマシンを持ち込み「宇宙カフェ」を実現しました。

5. 世界一高価なコーヒーは動物由来

「コピ・ルアク」と呼ばれる高級コーヒーは、ジャコウネコが食べたコーヒーチェリーの種子を採取・洗浄して焙煎するもの。

独特の風味が特徴ですが、希少性と製法の特殊さから1杯数千円に達することもあります。

6. コーヒー発見のきっかけはヤギ?

9世紀頃のエチオピアで羊飼いカルディがヤギが赤い実を食べて夜通し跳ね回る姿に気づき、自ら口にしたところ活力を得たと伝えられます。

そして修道士の祈りの際に眠気を防ぐ飲み物として広まり、やがてアラビア半島から世界へと伝わりました。

7. コーヒーが経済を救った国

ブラジルはかつて経済危機に直面した際、世界最大のコーヒー生産国であることを活かして鉄道やインフラ整備の資金を「コーヒー収益」でまかなっていました。

今でもコーヒーはブラジル経済の重要な柱となっています。

8. コーヒーと「禁酒法」の意外な関係

1920年代のアメリカ禁酒法時代、アルコールが禁止された代わりにコーヒーハウスが大人気となりました。

人々は夜な夜な集まり、音楽や談話を楽しむようになり、結果としてコーヒー文化が一気に花開いたのです。

9. カフェオレとカフェラテの違い

どちらも「コーヒー+ミルク」ですが、カフェオレはフランス発祥でドリップコーヒーに温かいミルクを半々で加えたもの。

カフェラテはイタリア発祥で、エスプレッソに多めのスチームミルクを注いだものと定義が異なります。

10. 世界で最も飲まれている嗜好品

コーヒーは石油に次ぐ世界第2位の貿易商品と言われています。

世界中で毎日20億杯以上が飲まれており、国や文化を超えて愛される飲み物なのです。

更新日:2025年9月26日(金) 09:35

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