電子レンジに関する豆知識
1. 誕生と歴史
電子レンジの歴史は意外と新しく、1945年にレーダー研究中の技術者がチョコが溶けたことから原理が発見されました。
家庭用として普及したのは1970年代で、当時は高価な家電でしたが、技術の進化で小型化と低価格化が進み、現在では温めに欠かせない日常家電として広く定着しています。
2.レンチンの「チン」は自転車のベルの音
初期の電子レンジは調理中に中が見えにくく、時間設定もダイヤル式で正確さに欠けていました。
そのため、加熱しすぎによる焦げや事故を防ぐため、終わったことを離れた場所にいても確実に知らせる合図として自転車のベルを取り付けたことが始まりでした。
3. 加熱の仕組み
電子レンジはマイクロ波が水分子を振動させ、摩擦熱で温める仕組みです。
外側よりも内部が先に温まるように見えるのが特徴で、短時間で効率的に加熱できます。
火を使わないため安全性も高く、誘電加熱という科学的原理を利用した、とても合理的な調理方法です。
4. ムラをなくすコツ
温めムラを減らすには、食材を平らに広げて中央を少しくぼませると効果的です。ラップをかければ蒸気でしっとり仕上がり、途中で一度かき混ぜるだけでも大きく改善します。
工夫次第で驚くほど仕上がりが変わり、ほんの少しの手間で味も食感もワンランク上になります。
5. 解凍するコツ
解凍で外側だけ溶けて中が凍ったままになるのは、出力が強すぎるためです。200〜300Wの低出力でじっくり解凍し、途中で向きを変えればより均一に戻せます。
肉や魚は半解凍で一度ほぐしてから再加熱すると水分が減り、食材の質を損なわずにきれいに解凍できます。
6. 避けるべき危険な使い方
電子レンジは、金属容器やアルミホイルを入れると火花が出て故障や発火の原因になります。
密閉容器の加熱も破裂の危険があり、さらに空焚きはマグネトロンを過熱し重大なトラブルに繋がります。安全に使うには、必ず適した容器と加熱方法を守ることが重要です。
7. 卵は加熱すると爆発する
殻付き卵を電子レンジで加熱すると、内部の水分が急激に蒸気となり、逃げ場を失って爆発します。
加熱後に割った瞬間に遅れて破裂する事故もあり非常に危険です。そのまま加熱は厳禁で、必ず専用の調理器具を使うことが安全です。見た目以上にリスクの高い加熱方法です。
8. 電子レンジとオーブンの違い
電子レンジはマイクロ波で水分を振動させて内部から温めますが、オーブンは熱風で外側から加熱します。
レンジはスピード重視で、オーブンは焼き目と香ばしさが得意です。オーブンレンジなら両方使え、温め・解凍から焼き料理まで1台でこなせる万能な調理機器です。
9. 電子レンジの簡単掃除法
庫内の汚れはニオイや加熱ムラの原因になります。
耐熱容器に水を入れて数分加熱し、蒸気で汚れを浮かせて拭き取るのが最も簡単な方法です。レモンや重曹を加えると消臭効果がアップ。
こまめな掃除で加熱効率も上がり、電子レンジを長く安全に使えるようになります。
10. 電子レンジの買い替え時期
電子レンジの寿命はおよそ8〜10年が目安で、加熱が遅い、異音がする、焦げ臭いなどが買い替え時期のサインです。
価格が下がりやすい5〜6月や年末は狙い目で、種類も豊富に揃います。必要な機能を見直すことで、より快適で使いやすい一台を選ぶことができます。