プレーリードッグの雑学11選!恋の季節は年に1時間
プレーリードッグは、北アメリカの草原地帯に暮らすリスの仲間で、名前に「ドッグ」とついていますが犬ではありません。
地中に巨大な巣穴のネットワークを掘り、数百匹もの仲間が集まって暮らす社会性の高い動物です。
仲間に危険を知らせる鳴き声でコミュニケーションを取るなど、見た目の愛らしさだけでなく、驚くほど知能の高い一面も持っています。
そんなプレーリードッグにまつわる雑学を11個ご紹介します。
1. 犬じゃなくリスの仲間
プレーリードッグは名前に犬とついていますが、実際はリス科に分類される草食の動物です。
北アメリカの草原で地面に穴を掘り、大きな群れをつくって生活する点はリスの仲間らしい特徴で、その姿を知るとこれまでのイメージがぐっと変わってくるのではないでしょうか。
2. 名前の由来は犬の鳴き声
犬のような甲高い鳴き声を出すことから、プレーリードッグという名前がついたと言われています。
危険を感じると仲間に知らせるために鳴くことが多く、草原に響くその独特の声が名前の由来になったと考えられていて、群れの命を守る大切な合図にもなっているようです。
3. キスやハグで仲良しご挨拶
仲間と出会うと、口と口を近づけてキスやハグのような仕草を見せることがあります。
これは相手が同じ群れ(コトリ)の一員かどうかを確かめる行動と考えられていて、見ている人を和ませるほほえましい光景であり、群れの絆の深さをやさしく感じさせてくれる場面でもあります。
4. 万歳してヤッホーと叫ぶ
両手を高く上げて立ち上がり、大きな声で鳴く姿は、まるで万歳をしているように見えます。
これは「ジャンプ・ヤップ(跳びはねる鳴き声)」と呼ばれ、仲間への合図や安全を伝えるサインになっているのではと考えられ、草原のあちこちで連鎖して広がることもあるそうです。
5. 巣穴はまるで巨大な地下街
プレーリードッグの巣穴は地中で複雑につながり、まるで巨大な地下街のように広がっています。
寝室やトイレ、子育て用の部屋(ナーサリー)、さらには地上を見渡すための待避所など用途ごとに空間が分かれており、その念入りで計画的な暮らしぶりからは、小さな体には似合わない多くの工夫がうかがえます。
6. 恋の季節は1年に1時間だけ
繁殖が可能になる時期はとても短く、1年のうちにわずかな時間しかないとも言われています。
そのため出会いのチャンスを逃さないよう、群れの中で活発に動き回って相手を探し、限られた季節を大切に過ごすことが、子孫を残すうえで重要になると考えられています。
7. 両手を使って上手にお食事
プレーリードッグは前足をとても器用に使い、草や木の実を両手でしっかり持って口へ運んで食べます。
小さな手で食べ物をつかんでもぐもぐと食事をする姿はたいへん愛らしく、その仕草につい見入ってしまう人も多く、いつまで眺めていても飽きることがないほどです。
8. しっぽの先が黒いのが特徴
尾の先端が黒いのは「オグロプレーリードッグ(黒い尾の種類)」の特徴で、見分ける手がかりになります。
種類によって尾の色や住む地域はそれぞれ異なるため、よく観察するとちがいに気づけて面白く、図鑑などで見比べてみると、思わぬ新しい発見があるかもしれません。
9. 自然を支える大切な動物
プレーリードッグが掘る穴は土に空気や水を通し、草原の環境をやさしく整える役割を担っています。
掘られた穴は他の生き物のすみかにもなり、草原の生態系を支える大切な存在(キーストーン種)として知られていて、その働きは、小さな体からは想像しにくいほど大きいと言えそうです。
10. 穴掘りが得意な鋭い爪
プレーリードッグの前足には丈夫で鋭い爪があり、固い地面でもとても上手に掘り進めることができます。
この爪のおかげで、深く複雑に枝分かれした巣穴を短い時間で効率よく作り上げられると言われており、毎日の暮らしを守るうえで欠かせない大切な道具になっています。
11. 見張りを立てて群れを守る
群れの中には見張り役がいて、外敵が近づくとすばやく鳴き声を上げて仲間に危険を知らせます。
みんなで協力して身を守るこのしくみが、たくさんの仲間が安心して暮らす群れの生活を支えていて、助け合って生きる動物たちの賢さを、あらためて感じさせてくれます。