冷房の雑学10選!窓を開けても電源は切らない方が安い

夏の暮らしに欠かせない冷房ですが、なんとなく使っているだけで、その仕組みや正しい使い方まで知っている人は意外と少ないかもしれません。

設定温度を1℃変えるだけで電気代が大きく変わったり、窓を開けて換気するときこそ電源を切らないほうが安く済んだりと、知っておくと得をする話がたくさんあります。

そもそもエアコンは、人を涼しくするために生まれた機械ではありませんでした。

そんな冷房にまつわる雑学を10個ご紹介します。

1. 1℃上げれば13%の節電

夏の冷房は室温を1℃上げるだけで、消費電力を約13%も減らせるとされています。

よく耳にする約10%という数字は実は暖房のもので、冷房のほうが節電の効果は大きく、扇風機やサーキュレーターを併用して体感温度を下げれば、快適さを保ったまま電気代を抑えられます。

2. 西日を遮ると効率が上がる

窓から差し込む日差しは室温を大きく押し上げるため、遮光カーテンやすだれで遮ると冷房の効率が上がります。

特に夕方の西日は部屋の奥まで届いて室温を上げやすく、窓の外側にすだれやよしずを下げて、部屋に入る前の日差しを止めるとより効果的とされています。

3. フィルター掃除で月800円

ダイキンの実験では、約3年分のホコリが積もったフィルターを掃除しただけで、無駄な消費電力が48.9%も減り、月におよそ800円の節約になりました。

ところがメーカーが勧めている2週間に1度の掃除を実際にしている人は、調査ではわずか12.5%しかいなかったそうです。

4. 冷たい空気は足元にたまる

冷たい空気は重いため床付近にたまりやすく、部屋の上と下で温度差が生まれて、頭は暑いのに足元だけが冷えるということが起こります。

扇風機やサーキュレーターを天井へ向けて回すと空気がよく混ざり、設定温度を下げなくても部屋全体をむらなく涼しくできます。

5. 得なのは35分までの外出

エアコンは起動して部屋を冷やすまでの間に最も電力を使うため、ごく短い外出ならつけっぱなしのほうが得になります。

ダイキンの検証では、その境目は日中で約35分、夜間では約18分とされていて、それより長く出かけるときは消してから出かけたほうが節約になります。

6. 換気の間こそ切らない

窓を開けるならもったいないとエアコンをいったん切りがちですが、ダイキンの検証ではその逆の結果が出ました。

30分ごとに5分の窓開け換気をする条件で、そのつど切ると1日202.8円、つけたままなら157.1円となり、切らないほうが1か月でおよそ1300円も安くなりました。

7. 室外機カバーは逆効果

室外機を強い日差しから守ろうと全体を覆うカバーをかけると、空気の通り道がふさがれて、かえって室外機に負担がかかります。

パナソニックは前後左右と上下のうち少なくとも3方向を開けるよう案内していて、もともと日陰にある家庭なら日除け自体が不要としています。

8. 湿度の目安は40〜70%

蒸し暑さの原因は温度だけでなく湿度にもあって、事務所の衛生基準では相対湿度40〜70%が目安とされています。

夏はこの範囲の中でも低めを意識して部屋の湿気を減らすと、設定温度が同じでも体感温度が下がるため、むやみに温度を下げすぎなくても涼しく感じられます。

9. 室外機の水たまりの正体

冷房や除湿のときに室外機の下にできる水たまりは、冷やされた配管の表面に空気中の水分が結露して流れ落ちたものです。

暖房のときは室外機についた霜を溶かす運転が働き、もうもうと白い湯気が出て火事と間違われることもありますが、どちらも故障ではありません。

10. 発明の目的は紙を守ること

1902年、アメリカの印刷会社では、夏の湿気で紙が伸び縮みして色がずれる問題に悩んでいました。

これを解決するために当時25歳の技師ウィリス・キャリアが温度と湿度を一定に保つ装置を設計し、人ではなく紙を守るための機械が近代的な空調のはじまりとなりました。

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