お菓子の雑学10選!薬だったマシュマロと300mのグリコ
普段何気なく口にしているお菓子には、実は思わず誰かに話したくなるような由来や歴史がたくさん隠されています。
どうしてドーナツには穴があいているのか、クッキーとビスケットは何が違うのか、大人でも答えに迷ってしまう不思議がいっぱいです。
こうしたちょっとした知識を知っておくと、いつものおやつやティータイムが少しだけ特別に感じられるかもしれません。
そんなお菓子にまつわる雑学を10個ご紹介します。
1. クッキーとビスケットの境界線
日本では糖分と脂肪分の合計が40%以上のものをクッキー、それ未満のものをビスケットと呼び分けています。
これは全国ビスケット協会が関わる業界の取り決めで、乳製品などを使い、手作り風の見た目に焼き上げてあることもクッキーの条件のひとつとされています。
2. ポテチはクレームから生まれた説
1853年にアメリカのレストランで、料理人が厚すぎると文句を言い続ける客への当てつけに、じゃがいもを薄く切って揚げたのが始まりだという説があります。
ただしこれは後世に作られた話との指摘もあり、本当の発祥ははっきりとは分かっていないのが実情です。
3. チョコが銀紙で包まれる理由
銀紙ことアルミ箔には、光をさえぎったり湿気を防いだりする優れた働きがあり、熱や光に弱いデリケートなチョコレートをしっかり守ってくれます。
さらにカカオの繊細な香りを中に閉じ込め、外のにおいが移ってしまうのも防いでくれる、頼もしい包み紙なのです。
4. 乾パンに氷砂糖が入る理由
氷砂糖を一緒になめると唾液が出やすくなり、飲み水がない状況でも、ぱさついた乾パンをのどに詰まらせず飲み込みやすくなります。
すぐに脳や体を動かすエネルギーとなる糖分も同時に補えるため、災害時の非常食としてとても理にかなった賢い組み合わせなのです。
5. グリコ1粒300メートルの謎
有名なキャッチコピーは、1粒におよそ300メートルを走り切れるだけの熱量が含まれているという意味からつけられました。
グリコの創業者が軍医にも相談したうえで決めたとされ、1粒あたり約16.5キロカロリーという、しっかりとしたカロリーが目安になっています。
6. ショートはサクサクを表す言葉
ショートは英語で、サクサク、もろいといった食感を指す言葉で、もともとは崩れやすい生地で作った焼き菓子を表していました。
日本ではふんわりとしたスポンジのケーキが主流になっていきましたが、名前のルーツはあくまで食感を表す表現に由来しているのです。
7. 金平糖は完成まで2週間以上
小さな核となる粒を回転する釜に入れ、熱い蜜を少しずつかけながら、熟練の職人が転がして角の形をゆっくりと丁寧に育てていきます。
この地道で根気のいる作業を来る日も来る日も繰り返し、ちょうどよい大きさに仕上げるまでには2週間ほどの長い日数がかかります。
8. ドーナツの穴があいた理由
揚げるときに生地の真ん中が生焼けになりやすかったため、火を通りやすくしようと中央をくり抜いたのが始まり、という説がよく知られています。
ただし持ち運びやすくするための工夫だったなど由来には諸説があり、本当のところは今なおはっきり分かっていません。
9. バウムクーヘンが縁起物の理由
ドイツ語で木を意味するバウムと、ケーキを指すクーヘンが合わさった名前のとおり、幾重にも重なり合った層が樹木の年輪のように見えます。
この美しい模様が長寿や繁栄を連想させるため、日本では結婚式の引き出物など、数々のめでたい場面で親しまれています。
10. マシュマロは昔くすりだった
古代エジプトの時代にはマーシュマロウという植物の根が使われ、喉の痛みや咳をやわらげるための薬として大切に重宝されていました。
19世紀にフランスの菓子職人が今のような甘いお菓子の製法に整えるまでは、もっぱら健康のために口にするものだったのです。