マリー・アントワネットに関する豆知識

フランス革命の悲劇の王妃、マリー・アントワネットですが、彼女の名前を聞いて、皆さんはどんなイメージを思い浮かべるでしょうか。

「パンがなければお菓子を」という傲慢な発言や、贅沢三昧の生活を想像する人も多いかもしれません。

しかし、それらの多くは後世に作られた誤解や噂だったのです。今回は、歴史の影に隠れた彼女の本当の素顔や、意外な真実がわかる厳選した13個の雑学をご紹介します。

1. 「パンがなければお菓子を…」は誤解

この有名な言葉は彼女の発言ではなく、思想家ルソーの自伝に記された別の王女の逸話がのちに彼女のものとして広まったものです。

実際の彼女は国民の貧困を深く心配しており、自らの生活費を削ることで多額の寄付や献身的な慈善活動を地道に行いました。

2. 入浴の習慣を広めた

当時のフランス貴族は水浴びを避け香水で体臭をごまかしていましたが、彼女は毎日お風呂に入るほどの清潔好きとして知られました。

オーストリアから持ち込んだこの入浴の習慣は宮廷内で少しずつ広まり、彼女は専用の浴室を作らせてハーブの心地よい香りを楽しみました。

3. 処刑前夜に髪が白くなった伝説

死への恐怖と極度のストレスから、処刑される前夜のわずか1日の間で彼女の美しい金髪が真っ白に変わったという有名な伝説があります。

現代の医学では短期間で髪の色が完全に抜ける現象は否定されていますが、「マリーアントワネット症候群」という名称で有名です。

4. クロワッサンのルーツに関与

彼女がオーストリアからフランスへ嫁ぐ際に持ち込んだ、三日月形のパンである「キプフェル」が現在のクロワッサンの原型だとされています。

フランスの職人たちがこのパンをバターたっぷりの生地に改良したことで、私たちがよく知るサクサクの食感が誕生したのです。

5. ハンカチを正方形に定めた

当時のハンカチは丸い形など規格が存在していませんでしたが、彼女は縦と横が同じ長さのものが最も美しいと強く主張しました。

彼女の強い要望を受けた夫のルイ16世は、国内で製造されるすべてのハンカチを正方形に統一するという法律を正式に定めたと言われます。

6. 宮殿内に農村のテーマパークを建設

ベルサイユ宮殿の敷地内に「王妃の村里(ル・アモー・ドゥ・ラ・レーヌ)」と呼ばれる農村を建設し、窮屈な宮廷の生活から逃れて自然の癒やしを自ら求めました。

そこでは素朴な綿のドレスを着て羊飼いの真似事をしたり、実際に農作物を育てて収穫を楽しんだりと、心安らぐ時間を過ごしました。

7. 最期の言葉は謝罪だった

断頭台の階段を上る際、彼女は誤って執行人の足を踏んでしまい、すぐさま「ごめんなさい、わざとではないのよ」と丁寧に謝罪しました。

この気高く礼儀正しい短い言葉がフランス王妃の正真正銘の最期の言葉となり、彼女の誇り高い最期を象徴する有名なエピソードです。

8. 「首飾り事件」は完全な無実

彼女の評判をどん底に落としたこの詐欺事件ですが、実際には名前を勝手に騙られただけであり彼女自身は完全な被害者でした。

しかし当時の国民は贅沢な王妃ならやりかねないと信じ込み、結果的にフランス革命へと向かう民衆の怒りを煽る大きな原因となりました。

9. ギャンブルに熱中した時期がある

窮屈な宮廷生活のストレスを発の発散するため、彼女はカードゲームや高額な賭け事に深くのめり込んでいた時期がありました。

一晩で現在の価値にして数億円もの莫大な借金を作ってしまうこともあり、夫である国王に泣きついては何度も肩代わりさせたと言われます。

10. 14歳で政略結婚

長年敵対していた2つの大国の同盟を強固にするため、彼女はわずか14歳という若さでフランスの次期国王との政略結婚を強いられました。

故郷を離れて文化も異なる異国の宮廷へと1人で嫁ぐことになり、若き王妃の心には計り知れないほどの重圧と孤独な苦しみがあったのです。

11. 大の愛犬家だった

彼女はオーストリアでパグ犬を溺愛しており、フランスへと嫁ぐ際も可愛い愛犬をどうしても共に連れて行きたいと強く希望しました。

しかし国境でオーストリアのものは全て置いていくという厳しい規則があり、愛犬と無理やり引き離された彼女は涙を流して悲しんだそうです。

12. 奇抜なヘアスタイルの流行を作った

専属美容師が考案した「プーフ」と呼ばれる髪型は、髪を高く結い上げて船や鳥などの模型を頭上に飾る非常に奇抜なものでした。

高さが1メートルを超えることもある独特なスタイルは貴族女性の間で流行し、当時の宮廷の華やかなファッションを象徴しました。

13. スウェーデン貴族との恋

彼女が生涯でただ1人心から愛した男性とされるのがフェルセン伯爵であり、2人は密かに深い愛情の絆で結ばれていたことが有名です。

2人が交わした手紙の黒塗り箇所が最新技術で解読され、そこには恋人同士の情熱的な愛の言葉がはっきり隠されていたと判明しました。

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