競馬の雑学12選!100円が5836万円になった日

ターフを駆け抜ける馬たちの姿は、見ているだけでも胸が高鳴るものです。

競馬というと馬券や予想の印象が強いかもしれませんが、歴史をたどると、世界中の名馬がわずか3頭の祖先にたどり着いたり、1勝もできないまま国民的な人気者になった馬がいたりと、驚きのエピソードが眠っています。

誕生日の決め方や順位が入れ替わる裁定など、思わず誰かに話したくなる決まりも数多くあります。

そんな競馬にまつわる雑学を12個ご紹介します。

1. 113連敗が生んだお守り馬券

ハルウララは113戦して1度も勝てませんでしたが、馬券が当たらないことから交通安全のお守りとして人気を集め、社会現象になりました。

2004年3月22日に武豊騎手が乗ったレースには1万3000人が来場し、売上は8億6900万円でしたが、11頭立ての10着で106連敗目でした。

2. 競走馬の誕生日は全馬同じ日

競走馬に個別の誕生日はなく、生まれた日と関係なく毎年1月1日にそろって1歳年をとる決まりです。

年齢によって斤量が変わるため、生まれ月の差で有利不利が出ないようにする狙いがあるとされ、南米では7月1日、オーストラリアでは8月1日が基準日とされています。

※「斤量(きんりょう)」はレースで馬が背負う重さのことです

3. 凱旋門賞3着から一転の失格

2006年の凱旋門賞で3着に入線したディープインパクトは、レース後の検査で禁止薬物が検出され、失格となりました。

獣医師が治療に使った薬が干し草に付着し、それを食べてしまったことが原因ではないかと推察されていますが、はっきりした経緯は分かっていません。

4. 有馬記念に名を残した人物

年末の風物詩である有馬記念は、創設された当時は中山グランプリという名前でした。

1956年末の第1回の翌月に、創設に尽力した有馬頼寧が急死したため、その功績をたたえて1957年から現在の名前に改められ、ファン投票で出走馬を決める形式も彼の発案と伝わります。

※「有馬頼寧(ありまよりやす)」は日本中央競馬会の第2代理事長です

5. レース名はコイントスで決定

イギリスの伝統あるレース、ダービーという名前はコイントスで決まったと伝わっています。

勝ったダービー卿が命名権を得た一方で、1780年の第1回を制したのは負けたバンベリー卿の馬ダイオメドで、名前を譲った側が勝利を手にするという皮肉な結果になりました。

6. 全サラブレッドは3頭の子孫

世界中のサラブレッドは、父方の血統をさかのぼるとダーレーアラビアン、ゴドルフィンアラビアン、バイアリータークというわずか3頭に行き着きます。

なかでもダーレーアラビアンの系統が優勢で、現存する馬のおよそ9割がこの1頭の子孫にあたるといわれています。

7. 1票だけが当てた5836万円

2026年1月31日の小倉の6Rでは、三連単の配当が5836万7060円となり、JRAの長い歴史のなかで最高の金額を記録しました。

この組み合わせを的中させたのはたった1票だけで、100円の元手が5836万円あまりに化けた計算になり、多くのファンを驚かせる出来事となりました。

※「三連単(さんれんたん)」は1着から3着を着順どおりに当てる馬券です

8. 馬券は買った時点で目減り

馬券の売上からは、買った瞬間におよそ2割から3割が主催者の取り分として控除される仕組みになっています。

払戻率は単勝の80%から三連単の72.5%まで幅があり、当てにくい馬券ほど低く設定されているのが特徴で、2024年のJRAの発売金は約3兆3337億円にのぼりました。

※「払戻率(はらいもどしりつ)」は売上のうちファンに戻る割合のことです

9. 120億円が消えた大出遅れ

2015年の宝塚記念で、1番人気に支持されたゴールドシップは発走前のゲートの中で立ち上がって大きく出遅れ、15着に敗れました。

この馬に投じられたおよそ120億円が一瞬で紙くずに変わったことから、ファンの間では今も120億円事件と呼ばれ、語り草になっています。

10. 1位入線から18着への降着

1991年の天皇賞・秋のレースで、メジロマックイーンは先頭でゴール板を駆け抜けながら、スタート直後の進路妨害を理由に18着まで降着となりました。

GIで1位入線した馬が降着になったのは史上初めての出来事で、鞍上は当時から絶大な人気を集めていた武豊騎手でした。

※「鞍上(あんじょう)」はその馬に乗っている騎手を指す言葉です

11. 馬だけゴールしても無効に

レースの途中で騎手が落馬してしまうと、馬がそのまま走り続けて1着でゴールしても、記録上は競走中止という扱いになり順位はつきません。

しかもその馬の馬券は返還されず紙くずになってしまうため、ゴール直前の落馬は買ったファンにとって大きな衝撃となります。

12. 世界一の賞金15億円レース

世界でもっとも賞金が高いレースはサウジアラビアで行われるサウジカップで、1着賞金は1000万ドル、日本円にしておよそ15億円にもなります。

日本のフォーエバーヤングがこのレースを2025年と2026年に制し、大会の歴史のなかで初めてとなる連覇を成し遂げました。

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