亀に関する豆知識

1. 硬い甲羅は背骨と肋骨だった

亀の甲羅は、単なる硬い殻ではありません。実は、背骨と肋骨が変化してできたもので、体の内部と一体化しています。

この甲羅は驚くほど頑丈で、外敵から身を守るだけでなく、陸上や水中で体を支える重要な役割を果たしています。家を背負って生きるようなものですね。

2. 日本はアカウミガメの世界有数の産卵地

毎年夏になると、多くのアカウミガメが日本の海岸に上陸し、産卵します。特に、鹿児島や宮崎の海岸は世界有数の産卵地として知られています。

生まれたばかりの子ガメたちが、月明かりを頼りに海を目指す姿は、まさに生命の神秘を感じさせます。

3. 短距離選手並み?砂浜では時速35km

ウミガメは海の中では優雅に泳ぎますが、砂浜では意外なほどのスピードで移動できます。

特に、産卵を終えたメスガメは、危険から早く逃れるために最高で時速35kmにも達すると言われています。これは、人間の短距離走選手に匹敵する速さです。

4. 亀の口笛は威嚇のサイン

飼育されているクサガメは、時々、口から空気を出し入れして「シュー」という音を出すことがあります。

これは威嚇や不快感を表現している行動です。まるで口笛を吹いているかのように聞こえることもあり、そのユニークな行動は多くの飼育者を驚かせています。

5. 陸ガメは水を飲まなくても生きられる

リクガメの中には、食事で摂取する水分だけで十分に生きていける種類がいます。

特に、乾燥した地域に生息する種類は、水の摂取を最小限に抑えるように体が適応しています。

6. 性格も多彩、亀にも個性がある

亀は皆同じ顔に見えますが実はそれぞれ個性があります。人懐っこい亀や警戒心が強い亀、活発に動き回る亀など性格は様々です。

また性格も様々なら甲殻類が好きな亀や軟体動物が好きな亀など食べ物の好みまで分かれる。

7. 長寿の秘訣は体温調整だった

多くのカメが長生きする理由は、変温動物であることにあります。

カメは外部の温度に合わせて体温を変化させるため、エネルギー消費が非常に少ないのです。これにより、細胞の老化を遅らせ、寿命を延ばしていると考えられています。

8. 亀は水の中で匂いを嗅ぐことができる

亀は優れた嗅覚を持っています。水中のわずかな匂いを嗅ぎ分け、遠く離れた獲物を見つけ出したり、仲間を識別したりします。

また、リクガメは土に埋まった植物の根や果実の匂いを嗅ぎ当てることができます。

9. 甲羅の内側に耳がある

亀に耳たぶはありませんが、ちゃんと聞こえています。実は、甲羅の内側にある鼓膜を通して音を感じ取っています。

聴覚はあまり発達していませんが、特に低い周波数の音には敏感で、地面の振動などを察知することができます。

10. 亀の涙は海水だった

ウミガメは、塩分を含む海水をそのまま飲むことができます。その秘密は、塩類腺という特別な器官にあります。

この腺は、余分な塩分を涙として排出する働きを担っており、これにより体内の塩分濃度を一定に保っているのです。

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