重曹に関する豆知識
エコで万能な掃除の味方として、今や暮らしの定番となった重曹ですが、実は掃除だけでなく、消臭や料理、さらには意外な裏技まで、その正体を知れば知るほど毎日の生活がもっと便利に、そして楽しくなります。
今回は、知っているようで意外と知らない重曹の驚くべき力と、今すぐ試したくなる活用テクニックを10個ご紹介します。
1. 重曹とは
重曹は炭酸水素ナトリウムという名称の細かな白い粉末で、自然界や人体の中にも存在する極めて安全な物質です。
古くからふくらし粉などの食品添加物として親しまれ、現在は環境に優しい万能な掃除アイテムとしても広く普及しており、その用途は多岐にわたります。
2. 重曹の性質
重曹は弱アルカリ性の性質を持っており、酸性の頑固な油汚れや皮脂による手垢などを中和して綺麗に落とす効果に優れています。
粒子が細かく水に溶けにくい性質があるため、クレンザーのような研磨作用を活かして、素材を傷つけずに汚れを削り落とすことも可能です。
3. 重曹(食用・工業用・薬用)の違い
これらは純度や衛生管理の基準が異なっており、薬用は最も厳しい検査をクリアした最高純度のものです。
食用は口に入れても安全な製造工程で作られていますが、工業用は掃除用として不純物が含まれる可能性があるため、用途を守ることが大切です。
4. 重曹とクエン酸の併用による洗浄効果
アルカリ性の重曹と酸性のクエン酸を混ぜ合わせると、中和反応が起こって激しく炭酸ガスの泡が発生します。
この泡の力が手の届かない隙間の汚れを浮かせ、排水溝のヌメリやこびりついた汚れを効率よく剥がし落としてくれるので、掃除に大変便利です。
5. 焦げ付いた鍋をピカピカにできる
鍋に水と重曹を入れて沸騰させると、加熱により成分が分解されてアルカリ性が強まり、焦げが剥がれやすくなります。
無理にこすらず沸騰後に放置するだけで、頑固な真っ黒い焦げ付きもツルンと綺麗に落とせるため、鍋を傷めずに新品のような輝きが戻ります。
6. 「重曹ペースト」の作り方
重曹と水を2対1の割合で混ぜ合わせるだけで、液だれしにくい便利なペースト状の洗剤が簡単に作れます。
レンジの壁面や換気扇などの垂直な場所の汚れに塗り込み、数分放置してから拭き取ることで、頑固な油汚れもしっかりと吸着して分解してくれます。
7. 重曹うがいで虫歯・口臭予防
食後の口内は酸性に傾きがちですが、重曹水でうがいをするとアルカリ成分が酸を中和してエナメル質を守ります。
これにより虫歯の進行を抑制するだけでなく、酸性の物質が原因で発生する嫌な口臭を元から抑えてくれるため、手軽な口腔ケアとして注目されています。
8. 消臭剤としての活用(靴箱・冷蔵庫・ゴミ箱)
重曹は酸性の腐敗臭や汗の臭いを、中和反応によって根本から消し去る高い消臭能力を持っています。
空き瓶に粉末を入れて置いておくだけで効果を発揮し、使い終わった後はそのまま掃除用の洗剤として再利用できるため無駄がありません。
9. アルミ製品に重曹を使ってはいけない理由
アルミニウムはアルカリ性と反応しやすく、重曹を使うと化学反応によって表面が黒く変色してしまいます。
一度黒ずむと元に戻すのが困難なため、アルミ製の鍋や食器の掃除には重曹ではなく、中性洗剤を使用するように注意しましょう。
10. 重曹水の作り方と保存期間
水200mlに対して重曹小さじ2杯(約10g)を溶かせば、日常の拭き掃除に最適な重曹スプレーが完成します。
保存料が含まれていないため水が腐敗しやすく、作ってから1週間から10日を目安に使い切るようにして、直射日光を避けた涼しい場所で保管するのが基本です。